ゴン太郎先生

ゴン太郎、サト、ニキータ、ポキール、ケンシロウ
犬ライフを満喫しながら趣味でイラストを描いています

お疲れ先生と私的なまとめ

2016-11-01 16:08:15 | 日記

 

果たしてこの2匹がちゃんと役に立っていたのかは疑問ですが、仔犬2匹だけで育つよりは成犬が居た方が環境的には良いと思います

長介さんはこの部屋に入ってくることはないのですが(サトが許さないし、長介も自分の立場を受け入れています)長介は長介で一緒に散歩に行ったりと何かと役には立っていました

私を含めての合計5匹と一人の群れとして暮らし、リーダーは私で、補佐がサトです

 

当初、サトの仔犬に対する態度が激しすぎるのではないかと心配していた時期もあったのですが、よくよく観察しているとサトはサトなりにちゃ~んと手加減していることに気が付きました

般若のような顔をして威嚇して噛みマネをし、ガーガー言うのですが 決して仔犬を噛みません

そしてその効果は抜群でした(笑)

一方、ゴン太郎大先生は 仔犬が大きくなっていくに従って仔犬のおもちゃ状態に・・・・

 

遊びたくて仕方がない2匹に絡まれて うざくて仕方がないのですが、少々怒ってもお構いなしで絡んでいきます

ゴン太郎は基本的に甘えん坊なので、私の傍に居たいのに仔犬たちが絡んでくるのがうっとしくて次第に部屋で過ごす時間が短くなりました

たまに入ってくればこんな感じです

少々のドタバタなら良いのですが、これがだんだんとエスカレートしてくるとサト先生が登場します

タタッと登場して般若の顔をして怒り狂い、一瞬にしてその場の空気を凍らせ沈静化します

私の優秀な右腕的な存在なので、役を果たした後はちゃんと褒めてやります(ご褒美はなしです)

そして用が済んだら

これがめちゃくちゃカッコええんです!

で、ゴン太郎大先生は役に立たなかったのかと言われると、そうでもなく、群れの1匹として充分役に立ってくれたと思っています(笑)

 

今回、2匹の仔犬をミルク飲みから育てて譲渡先を見極めましたが(まだトライアル中ですが)、これが2匹同時ではなく、1匹だけだったら私は預かりは断っていたと思います

また、4匹5匹6匹同時となればなおさら拒否していたでしょう

1匹だけだった場合、成長期に必要な兄弟同士のじゃれ合いが持てないですし、4匹以上になればそのスキルは私にはありませんので・・・

前にも書いたような気がするのですが、私は仔犬から犬を育てたことはありません

今まで飼育してきた犬はすべて成犬から飼育しています

よって仔犬は初心者です

出来ることなら 仔犬は嫌いなのでやりたくなかったのですが、信頼するトレーナーの先生にそそのかされて勉強のために挑戦してみました(笑)

仔犬を育てることは本当に大変です

3時間おきのミルク飲みも大変ですが、離乳期の離乳食まみれになった仔犬の世話からウンチやオシッコし放題 排泄物の上で寝ていたり食べたり飲んだり荒らしたり・・・そりゃ~酷いもんです

それにちゃんと社会化も訓練しないといけないので部屋に閉じ込めておくわけにもいかず、時間を作って外の世界に連れ出して人やほかの犬にも触れ合わせ、変なものを食べたといっては病院に連れて行き・・・

今回 生後100日(3か月過ぎ)ほどで譲渡になりましたが、社会化訓練はこれで終わりではありません

4か月くらいで子犬には恐怖心の芽生えが訪れます(今まで経験していないものに対して怖がるようになります)

5~6か月 家族や同居犬に対して上下関係を決める

7か月 反抗期 (今まで問題なく従っていたのに言うことを聞かなくなる)

8~9か月 性成熟 さらに強くなる

 

と、いうことでなにかしらステップを踏んで成長していく過程は人間と同じですね

その辺を全く無視して幼ければ幼いほどかわいいし懐いてくれると勘違いして生後間もない仔犬を買ったり貰い受けた場合、よっぽど運が良くない限り失敗してしまうケースも多々あると思います

特に中型以上の犬となれば小型犬以上に深刻な問題を抱えてしまうこともあるはずです

ですから母犬と兄弟犬が居て人がちゃんと管理出来る環境が一番最適なので、そういった意味ではちゃんとしたブリーダーさんから子犬を求めることが一番良い仔犬の入手方法です

良いブリーダーさんなら仔犬の大事な時期をきちんと管理して育ててくれているはずですし

それに良いブリーダーさんならその後の相談も受け付けてくれるはずですし、譲渡先(販売先?)も選ぶはずです

私はブリーダーの回し者でないですよ

なぜならブリーダーの知り合いは一人も居ませんから

 

また、1匹でも多くの命を救うことだけが目的であれば、社会化なんてものは無視してでも譲渡してしまうでしょう

それは仔犬だけの譲渡に関することではなく、成犬でも同じことで、成犬ならではの問題点を見極めることなく里親にすべてを任せて後は知らん顔してしまうような譲渡方法と同じです

殺処分0を目指すことは殺処分されそうな可哀そうな犬を他人に押し付けることでは決してないはずです

自分自身、保護活動にかかわるようになって見えてきたことはたくさんありますが上手く書き表すことは私の頭では難しいです

ただ、海外の良い部分だけを見て殺処分0を!と叫んでみても仕方がないんじゃないかな~

例えば動物愛護先進国といわれているドイツでは殺処分はなくても安楽死は日本と比較にならないくらい行われていますし、野良犬や野良猫の駆除は法で認められています(合法的に狩猟されてしまいます)

話が逸れてグチグチと書き連ねてしまいましたが、仔犬を飼いたいと考えている方は今一度、よく考えて犬を手に入れてください

私のようにチャレンジ精神があって時間もある人であれば仔犬を小さいうちから育てることは可能ですが、そうでなければ良いブリーダーさんか、ちゃんとお世話をしてくれている預かりボランティアさんから譲渡してもらうことをお勧めします

仔犬にとって一番大切な時期をショップの透明なガラスケースに単独で入れられた仔犬については私はノータッチです(おそらくいろんな意味で素人が手の出せるタイプの仔犬ではないと思いますし、ある意味「賭け」のような面があります)

100日で里親さん宅にもらわれていった仔犬たちですが、まだまだ社会化の途中ですのでこれから問題が起こるかもしれませんが、その都度どうすればいいのか一緒に考えていけたらいいなと思っています

私にできることはホントに小さいことですが、同じように仔犬の社会化について考えて育ててくれる方(預かりボランティアさんも含む)が増えれば数年後に遺棄されたり収容される犬も減るはずだと信じています

 

最後に

 平成27年度の全国犬猫殺処分数等の統計が環境省より公表されています

平成27年度の殺処分数はい犬15,811匹 猫67,091匹の合計8万2,902匹と、ついに10万を切りました

また、岡山県の犬猫殺処分数ですが

岡山市保健所 犬・16頭 猫77匹

倉敷保健所 犬・27頭 猫223匹

岡山県愛護センター 犬・58頭 猫127匹

合計 犬・101頭 猫427匹

総合計 528命 です

さらに岡山県の迷い犬の返還・譲渡率は全国一位になりました

(これは数ではなく率なので、収容数がだんとつ多い県では返還・譲渡数が多くても率的には低くなってしまいます)

 

最後に(2回目の最後ですが・・・)

このような経験をさせていただけるチャンスを与えてくださった水内トレーナーには心から感謝いたします(なんか文章が変ですが^^;

初心者の私にいろいろとアドバイスをいただきました

これからも何かと助けていただくことがあると思いますので今後ともよろしく頼む!(←やっぱ変!(笑)

 

 押したまえ 

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