-姉妹の絆7-
姉のLと謎の男『G』との
文通交換は、
想像以上に多かったの?
姉も初めは、
ほんの冗談のつもりで
書いた手紙だったみたい?
当時は、
まだまだ、携帯は高価で、
貧乏なうちには、
持てないしろものだったから
姉とGは、
「文通フレンド」として
仲良くなって行く他なかったのよ。
今では、
信じられないような事だけど、
当時の私達には、
手紙を出す事が、ごく普通な
交流方法だったのよね。
インターネットも誕生した
ばかりの頃だったからね?
もちろん、
姉も、返事は期待していなかったのだけど、
Gと名乗る彼は、
すぐに返事を姉に送っていたのよね?
好きなアニメの話で盛り上がるふたりが
親密になるには、
そんなに時間はかかれなかったそうよ?
こうして、
私も知らない内に、
姉のLとGは、どんどんと仲が良くなって
行ったのよ。
私の心配など、姉は感じる余裕すらない
ほどに、Gの事が大切に想えて行くのよね?
「乙女心」と言うものは……ね?
青い手紙は、
毎週のようにやって来ては、
姉を少しずつ変えて行ったのよ?
恋多き妹の私に、
相談したくなるほど、ふたりの心は
強く結ばれ始めて行く?
私は、心配でしかたなかったわ。
だって、
姉は、恋の経験など、
ないに等しい女だったもの?
「恋は盲目」よね!
だからこそ、美しいくはあるのだけど……?
じゃー、また、明日ね?
皆さん?!
続きはまた、次回ですよ?
ウフ♡