-姉妹の絆5-
数週間後、
私は、やっと、姉のLから
青い手紙について話して
もらえる日が来たのよ。
あれは、夏が時期に終わる
秋先の頃の話なの。
姉に届いた青い封筒が
今度は、やけに大きいので、
私は思い切って、姉にたずねてみたのよ。
「ねえ~、姉さん。その大きな
封筒は何なの? いつもの倍は
あるじゃないの? 手紙なの?」
姉は、ポストから私が運んできた
その大きな青い封筒を、
うれしそうに両手で抱え込むと、
いつになく、上機嫌に、
私に笑いかかて、話し出したのよ。
「ありがとう、P。
これはね。ただの手紙ではないのよ。
50枚のレポートレターなの」
「はあ~? 何、それ?」
私は、それを聞いて驚いた事を
今でも、はっきりと覚えているの。
何と、姉の話では、
A4サイズのレポート用紙50枚を
使った、姉への手紙だと言うのよ?
そんな変な話、
私は、今まで聞いた事もなかったわ?
すごく笑う姉を見て、
私はかえって、不安に襲われたほど
だったのよ?
裏に書かれた名前は、
どう見ても、男の名前だっただけに、
私は姉が、悪い男に騙されているのではないか?
と……さえ、危惧したほどだったのよ。
でも、その日から、
姉は少しずつ、この私に、
自分の恋の話をし始めたの?
まるで、夢でも語るように……ね?
それは、奇跡のような恋の話だったのよ!
じゃー、また、明日ね?
皆さん?!