朝日新聞の記事で、介護が必要になる手前の心身が衰えた状態を表す「フレイル」を知っている人は、まだ39%と出ていた。
記事の中の女優山本陽子さん(78歳)と、東大高齢化社会総合研究機構の飯島勝矢教授(老年医学)の対談を読んでいて、自然体が元気の秘密であることに気付かされる。
飯島教授は、意識的に運動しなくても、日常的にたくさん動いていれば大丈夫だという。毎日運動だけしている人より、運動はほどほどでも文化活動や地域活動でよく動く人の方が、フレイルになるリスクは3分の1になるという研究データがあるそうだ。
山本陽子さんは、「私、一日中立ったり座ったり動いて、とにかくボーッと座っていることが出来ないの」という。飯島教授はこの話を聞いて、「日常的な動作で使う熱量が多いタイプ」と診断、老いの坂道を上がり続ける人と評している。
「ポツンと一軒家」などのテレビ番組に出て来る元気なお年寄りがいるが、特別な運動をしているわけでもなく、畑仕事などを日常的にしていることで矍鑠としている人は多い。
ボーッとしてないで、普段からとにかく動くことが肝要だということを、またまた痛感させられた次第。
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