
鎌倉 海蔵寺 ホトトギス
朝9時半に近くのトヨタへマジェスタの7回目の車検入庫、夕方5時ごろ完了とのことで、愛用のニコンD800をリュックに背負い鎌倉へ散歩に出かける。
鎌倉駅下車、小町通りを抜けて鶴岡八幡宮の鎌倉国宝館に直行する。久しぶりに常設の仏像群に会いたいためで、平日の館内は閑散としていて、人の歩く靴音だけがコーンコーンと響きわたる。撮影禁止のため一体一体心の中でご真言を唱えつつ、両目の二眼レフで心のフィルムに焼き付ける。
中央には平安時代から江戸時代に造像されたと伝わる薬師三尊像と、十二神将立像が立ち並ぶ。そして鎌倉時代を中心とした市内各寺の地蔵菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩、十王像などが見る者を圧倒する。
み仏の眼差しを鳥肌が立つ想いで受け止めながら、御釈迦さんの言われる四苦八苦のうち、生・老・病・死について自問自答してみる。70歳のいま、いつどこで死ぬかもしれない年令になって、いまこの時を大切にすることが大事なことはわかるが、怠惰な自分がまだここにいる。
八幡宮を後にして海蔵寺へ向かう。途中川喜多映画記念館で吉永小百合特別展をやっているのに気づき、早速鑑賞してみる。吉永さんの大ファン、所謂サユリストを自称する私は、数々の主演映画のポスターや彼女の着物などを熱心に見入り、文庫本の著書「夢の続き」を購入して帰ってから読むことにした。
海蔵寺で季節の花ホトトギスを撮影したり、薬師三尊像にお詣りしたりして浄明光寺に向かうが、仏像公開日にあらず小町通りをゆっくり散策しながら帰途につく。今日はハチの月命日、安らかな成仏を祈る毎日を過ごしている。26/10/8
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