1982 z400gp/gpz550 の組み立て (3)

2016-11-13 23:51:52 | 日記
z400gp組み立ての途中経過について、少しだけ報告致します。

仕事の合間を見ながら各部品を取り出して来て、状態等を確かめているのですが、一部の部品は屋外に保管していた
時期もある等して、汚れや小錆の目立つ物もありました。
これ等を一旦綺麗に仕上げ直すか、それとも組み立てを進めつつ手直しして行くか、考えている最中です。
いずれにしても、他の日常的な事もこなしながら、少しずつ作業を進行させてゆくつもりですので、そのつもりで
ご覧頂けましたら幸いです。

先ずはマニュアルを久しぶりに開く等して、手順を考えて行こうかと思います。

画像はtwitterよりご覧ください。;pelmam222

prr h-10s ; olympia precision models

2016-11-11 18:13:56 | 日記
当ブログをご訪問頂き有難う御座います。

今回は少し話題を替えて、鉄道に関するお話しを御紹介しようかと思います。

このブログを開始した時、テストとしてpennsylvania railroad の h-10 class 蒸気機関車の画像を掲載しましたが、この機関車について簡単な
説明を致します。 この機関車の活躍した当時、世界最大の鉄道の一つであった同鉄道の自社工場似て製造された当形式は、2-8-0の軸配置 (consolidation)- 我が国での、いわゆる"コンソリ"ー を持つ形式として、ペンシイ自社工場内で製造された機関車の中でも最も最期の時期に製造
された車両でした。
同鉄道による製作の機関車に特徴的なベルペア火室、高く直径の大きなボイラ、背の低いテンダーには走行中の給水の可能なウオータースクープ
も備えられていました。牽引力重視で小柄な為、専ら同鉄道西部の石炭輸送の任務に就いていた様です。
一部は L,I,R,R ー long island rail road に貸し出され、ニューヨーク周辺にて活躍し、当時のファンにも親しまれていました。

ご覧に入れる画像はこの prr h-10s の模型、日本の模型メーカー olympia precision models が、philadelphiaの gem models
(何れも現存せず)向けに、1964年に製造した、真鍮製モデルです。両社は1950年代より1980年終わり頃まで、主にアメリカ東部で活躍した車両を
中心に製品化、写真のモデルはその内でも、ruby signature と呼ばれ、キャブを中心に手打ちのリベットが施され、また、車両を収める化粧箱
も、紅いフエルト張りのものとなる特製モデルです。
動輪押さえ板には制作者の名と、シリアルナンバーが刻まれ、品番もスタンダードのものとは
異なっています。それ以外では各部の造りは他の同社製モデルと同じで、帯材を半田付けしたボイラーバンド等、メリハリを強調した外観、
プロトタイプの印象を的確に捉えたプロポーション等が魅力的な部分と言えます。

モデルは大分以前に購入したままの状態で、塗装が施されており、ダイヤグラスが良いムードですが、レストアする時には、LIRR の塗装と
レタリングを施そうかと考えております。 (モデルの画像は、twitter pelmam222 ;をご覧ください)prr h-10sprr h-10s

rambler in full house ;補項

2016-11-11 16:34:52 | 日記
上より1962 corvair spyder, 1950 rambler ,1963 rambler classic, 1960 dart

当ブログをご訪問頂き有難う御座います。前回までの -rambler in full house- に、幾つかの追記を致します。

・nash のコンパクトカーとしてのrambler ブランド復活は1950年。その後1951年よりsuper, ハードトップのcountry club、1953年より
custom, grennbrier, そしてamcとなった1954より de luxe ,cross country wagon 等、年々バリエーションを増やしましたが、
1955年にはhudson rambler, nash rambler,の両ブランドがグリルのネームプレートのみを違えて発売されました。1957年、nash,hudson
が消滅、1958年ambassadorのみランブラーのフルサイズとして存続、従来のコンパクトは〝american 6"として新たに出発しました。

・<訂正> 初回に1955 nash ambassador として掲載した車は statesman super です。ステーツマンとアンバサダーの外観上の相違は殆ど
ありませんが statesman 、ambassador special wb114 1/2"に対し,ambassador super6 ,custom各車はやや大きい 121.3"の
ホイールベースとなっています。

・corvair のデビューイヤーは1960年で、他各メーカーのコンパクトカーと足並みを揃えての登場でした。vw同様の水平対向6シリンダー
エンジンで、リアエンジン、後輪駆動。ドライブラインをコンパクトに一纏めにし、エンジンのブロック類にはアルミニウムが用いられました。
1962年にはターボモデルを用意、同年の oldsmobile f-85 turbo jetfire とともに、ガソリン車として、世界初のターボチャージャー
付き市販車となりました。
また、初期モデルには、コーナリング時等における挙動不安等が、批判を受け、話題になりました。その後改良を受け、
欠点は克服されましたが、後年登場したフォードのコンパクト、pinto のガソリンタンク引火事件と共に、コストカットによる欠陥車の事例として
よく引き合いに出されるコンパクトカーでもあります。

.1960年、chrysler より plymouth valiant が登場。初の chrysler a platform (いわゆるa-body)採用となり、1960年デビューした
dartはこの時点では dodgeフルサイズの廉価モデルで、dodge版 a-body "lancer" は一年後の1961になってデビュー,(実はこの lancer の名
も1955年に現れたdodge のフルサイズハードトップ custom royal lancer を受け継いだもの。)しかし 翌1962年には ,早くもこの lancerの
車名が消滅、(1962ダートはダッジbボデイ、ポラーラと共通),代わりに1963年、dartがdodgeのコンパクトに移行し、1963年よりヴァリアント
とダートは実質的な兄弟車となりました。

(これらの車につきましては、いずれ別の記事としてもう少し詳しくご紹介したいと思います。 -続く)

1982 z400gp/gpz550 組み立て (2)

2016-11-07 18:41:27 | 日記
当ブログをご訪問頂き有難う御座います。 先日お知らせしましたz400gpの組み立て、少しずつ作業を続けているのですが、やはり画像をアップ
する事が出来ません・・。またtwitter 上に写真を掲載しましたので、こちらよりご覧ください。pelmam222;

今日はエンジンを点検しました。カムカバーを開いて見ましたところ、カム山が若干黒化していますが、状態は良好です。
しかし、一旦ヘッドもシリンダーブロックもおろして、ピストンを抜いたままになっているので、すぐにエンジンを掛けることは出来ません。
今回のところは長年分解したままであった車体を組み立て、外観だけでも一台のオートバイに仕立てて見るつもりなので、組み立てながら気づいた
事などを、このブログ上でご報告して行きたいと思います。

引き続きramblerの記事や、その他思い付いた事を載せてみたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します1982 z400gp/gpz550

rambler in ”full house”ー "compact and full size" 2

2016-11-04 19:11:47 | 日記
dave coulier jodie swteen
前回のお話に登場した テレビドラマ full houseのエピソード "honey, i broke the house" 中の 1963年型 rambler classic ですが、

物語のあらすじを少しだけご紹介しますと_、ある日、ジョーイは購入したばかりのこの車を、丁寧に磨きながらステファニーに自慢げに紹介します。
ところが、ボデイについた小さな傷を見つけてしまいました。タッチアップをしなくちゃ・・と、ステフに愛車の留守番を任せて、犬のコメットの
散歩がてら塗料を買いにと出かけてしまいます。
ステファニーはさっそく車に乗り込んで「運転ごっこ」をはじめ、ラジオのスイッチと勘違いしてイグニッションキーをひねってしまいます。
エンジンの掛かったランブラーはバックを始め、そのまま家の方に・・。
-と、この後に起こった事件をめぐって、おかしなドタバタ劇が繰り広げられるのですが、今回はこれ以上は割愛して、表題通り当時の"compact car"
をめぐる話題を取り上げる事にします。

前回ご紹介した1950年代初め頃のramblerの復活と"コンパクト”セグメントの誕生、しかしそれは相対する概念としての "full size"(原寸、等身
大を意)の登場も意味していました。 実際、前回記した通り、ランブラーの登場によって従来のnashの中型車はそのままのサイズのボデイを継承、
statesman(600に代わる),ambassadorを用意してこれがナッシュとしての”compact”及び”full size"の初まりでした。

この動きは"big3"各メーカーにも波及、フォードではthunderbirdが1955年に登場、これは後に "パーソナリティーカー"、あるいは "ponny car"
につながり、1960年にデビューした"falcon"の大成功によって、コンパクトカーの基礎を築きました。、GMにcorvair(1961)がこれに続き、
クライスラーでは初め、dodgeの低グレードとして1960にdartを出発、1961より後述のvaliantと共通となる106 1/2"wbの "lancer "を発売。
一方plymouthはダッジより一足先に専用ボデイのvaliantの発売を1960年に開始、1963年頃より先述のdartと共通のボデイとなりました。

この中で、"コンパクト"を生み出したはずのナッシュ及びハドソンがamcとなったころには、他メーカーの"フルサイズ"が一気に巨大化し、ナッシュと
してコンパクトであったstatesman,ambassadorも中型車然として映るようになっていました。

amcのナッシュ、ハドソンの廃止を機に、1958年ランブラーに受け継がれた ambassadorが再び現れたのち、1960年代から新たに"intermediate"
という分野が登場していました。 (続く) ( 画像 1960 falcon, dave coulier/jodie swteen,1961 valiant 上より)