Twitterで、とある漫画家さんの書いた日本で生きる事のハードルについての漫画を読んだ。とてもわかりやすく納得できた。
イギリスへの私費留学をした彼女の日常生活での気づきや違いを観て無意識に日本の高いハードルの中で生きてるんだという実感に妙に合点がいった。(良し悪しの話ではなくてね)
だから、生きづらいんだ。
家事は毎日完璧に近い形で、その場に応じた服装メイクで何処へいくにも時間厳守。昼の弁当にバナナ1本とかマックのポテトMのみとかダメ主婦と言われるので会社では絶対無理。ノーメイクは有罪。スエットはだらしないから私服通勤でも着ない。夕方には保育園の迎えに直行。誰かに預けて飲みにいくなんて母失格と言われるとかこれ日常だから外国人から見るとひっくり返るかもね。
そしてコメント欄を見ていたら発達障害の方のコメントも。確かに日本のハードルの高さと発達特有の生活態度や順応力に関しては海外のそれと比べるとすごく納得できる。
海外だと発達障害だったとしてももしかしたら日本よりは生きづらくないかもね。
ウチの夫家族を引き合いに出しても日本で、だと非常識で変わり者の人達だけど海外ならとフィルターにかけると…まあそうかなと思える部分も出てくる。あくまで一部だけど。
日本の高い生活レベルはそこに暮らす人たちの真面目さと精神的犠牲で成り立ってる。ように思える。
私の母は典型的な昭和日本人母。
だらしのない生活は許せない時間を守りきちんとした食事を作り朝は早起きして家事をして掃除をしてから仕事に行き帰ってからも自分のルールに置いて完璧に生活するような人だ。
良い母です。でもすげぇ疲れます。
少し休んだら?と心配しても休む事によって部屋が散らかり食事のバランスが失われてルーティンが崩れる、秩序が乱れる事を嫌がる母。休むと落ち着かないんだってさ。
母がいる事で部屋は綺麗で整理整頓され美味しい食事、時間通りの外出、と快適な生活。
一方で夫家族は、母は朝遅く起きて朝昼夕食事は作らない、外食か弁当で済ませ、各自でどうぞ。部屋は散らかり放題で何が何処にあるかわからずしょっちゅう鍵やスマホなど貴重品を無くす。洗濯は頼むと1週間かかる。約束は守らず都合無視の突然の訪問、時間にルーズなので予定は立てられないか期限が過ぎる。
上の例は発達を入れてるから極端だけど、一部取り入れられると日本は楽になれそうだよね。
発達の傾向として極端が挙げられる。私は2つの家族と生活を共にしてどちらもとても疲れた。
余談ですが私は自身含めた家族、夫家族と我が子にも発達の疑いがあり子供には手帳も交付されてます。この手の話を書くと発達アレルギーの患者でもない人が時々出てきてカワイソウだのぬかすから一応書いてます。
話戻して、
日本のハードルの高い生活に感謝しつつ、諸外国のおおらかさも取り入れる。
自分の家族には家族向けのカスタマイズしたハードルで。でも日本で生きていくだけの最低限のハードルを意識した教育も子供にはしないといけないかなと思ってる。
自分の意識がどの程度かはさておき、よほどの迷惑行為が無ければ誰かを批判したりするのが疲れる日本の原因になってると思う。
ノーメイクでも個人の自由。サンダルでもスエットでも迷惑かけてないなら放っておけばいい。たまには宅配頼んだりコンビニおにぎりでもいいじゃない。誰だって間違えること、あるよね。
だから、電車が2分遅れても荷物が予定より少し遅れても、まあそんなに怒るなよ。2分のゆとりでコーヒーでも飲んで待とうか。
たまには昼寝したりテレビ見たりして、それから家事や勉強したっていいじゃない。
間違えたならフォローして、持ちつ持たれつ。帰りは少し遅くなるけど今度私がミスったら助けておくれ。間違っても持ちつ持ちつ持たれられないのはダメよ。たまには持ってあげてー。
そして、怒鳴っても何も解決せんで、場の空気悪くなるし。冷静に指摘して反省したら仲直りのコーヒーか甘い物でブレイクしてから仕切り直そうね。