起き上がる
起き上がる
どん底に 落ちたとて
たとえ夢に破れても
ただ、生きる希望は
消えやせぬ
つかれても
けられても
毬のように
跳ね返り
投げられても
落とされても
猫が宙に浮くように
達磨は常に
起き上がる
そして自ら
悟りの道を
切り開く
起き上がる
起き上がる
どん底に 落ちたとて
たとえ夢に破れても
ただ、生きる希望は
消えやせぬ
つかれても
けられても
毬のように
跳ね返り
投げられても
落とされても
猫が宙に浮くように
達磨は常に
起き上がる
そして自ら
悟りの道を
切り開く
コオロギのなく
青い月夜の秋の晩
そい寝の君に
キスをした
君はかすかに
瞳を開けて
大地の歌を聴いている
遠い向こうの街灯り
波間に浮かぶ小舟達の
薄明かりと、大きな月の
光がマッチして
南国情緒をかもし出す。
星が降る
星が降る
夢のような
甘い夜
潮風にのって
流れ来るギターの音色
口笛の音
星をあおぐ
若い二人のひととき
ああ、心地よい
南国の夜風が
街はずれの喫茶店の
曲がり角を抜けると
教訓、という巻風が
わき起こる。
男は男らしく、
女は女らしく、
学生は学生らしく、
教師は教師らしく、
父は父らしく、
母は母らしく、
子供は子供らしく、
今、日本人が失いかけている
大和の心を取り戻すために
みんな未来に向かって
歩いて行く。
お前達は知らないだろう
俺の、俺の生き様を
たとえ、北風に逆らって歩いてみても
流れる水は止まらない
今、輝く時、山を登らねば
肉体の老化が進むだけだ
今、あいつと戦ってみたい
苦しみがなんだって言うんだ
幸せがなんだって言うんだ
失うものは何もない
どうせ人生死ぬまで
冒険なんだから
今ここで戦いに敗れたからとて
けっして後悔などしない
人生の土壇場に
起死回生の
どんでん返しをやる意義に
大きな拍手をおくりたい。
ためらいも、失敗も、次へのステップなのさ
いつか俺だって
そんな甘い言葉に誘われて
不安と期待を胸に生きていくのだ
さながら雑草のごとく
幾たびか
山を越えてきたことが
歌をたよりに
ロマンを胸に
手には汗をにじませて
日毎に夢を語りつつ
春にすみれの咲くごとく
恋の甘きに酔いしれて
夏に灼熱の陽射しを浴びて
幾多の試練に立ち向かう
秋の祭りに入り混じり
心のうさを晴らすとき
故郷の歌が懐かしい
冬にあなたのぬくもり抱いて
鋭利な風に向かって歩く
でも今の僕には何もない
すべて夢のロマンスなのです。
この世に君がいればこそ
巡り逢える
その日を信じて
今日まで誠実に
生きてきた。
この世に君がいればこそ
あらゆる苦難に
打ち耐えて
歩く勇気も
湧いてくる。
ああ、今君が近付いて来る
気配がして
胸が、はせる思いである。
愛する母よ!
故郷を遠く離れて
暮らしていても
一日とて
あなたの事を
忘れたことはない。
夜毎、枕もとで
やさしく呼びかける
その言葉は
いつも生への
闘士をかきたてる。
あなたはいつも
僕の誕生日の度に
心の鏡を送ってくれる。
これで、もう二六個になりました
大切に保存して
朝な夕なに
自分を写して
今日まで無事に
生きてきました。
僕はまだ半人前
母はきっと
僕が一人前になるまで
鏡を送り続けるでしょう。