親戚の総代が来てくれた
『どうでした?』
かくかくしかじか…
『なんだ?
親戚誰も聞いてないぞ⁉️』
慌てて
新しい予定表を20部コピーして
皆さんに配る様お願いした
妹さんは
お見舞いに来た方に
お茶も出さないらしい
昔は本家で院号だった
威張れる格を持っていた
《過去の栄光》である
だが、、、
言いにくい
書きにくい事が原因だと分かった
施主は若い頃
トラック運転手だった
事故を起こし
相手が亡くなったらしい…
………………………
…………
チビをソロバン塾に送りながら
運転にはくれぐれも気をつけよう
そして
亡くなった施主のお母さんの人生を
思い
涙がとまらなくなった、、、
お母さんが、せっかく貯めたお金を
《どうしたか》なんて聞かない
あってもなくても
施主のこれからの生活がかかってる
これからが
施主にとり過酷である
歳はとるし世話してくれる人は居ないし
………考えたら暗くなる…………
…………………………
葬儀屋さんをお寺に呼んだ時
(言い合いになるかもしれない…)と覚悟した
(御先祖様助けて)祈った
葬儀屋さんは
『葬儀場も予約しちゃったし
予定表も印刷もして御親戚に連絡しちゃいました』
『火葬場の会場はキャンセル可能でしょ?
親戚の方はお寺から(親戚の)総代に
連絡回してくれとお願いしました』
こんな危ない橋は正直言って
渡りたくない
…………
………90歳でこの世を去った…
母親🤱の為…………である
心配な子供達の為に87歳まで働きぬいた
母親は子供が居るから頑張れる
這いつくばったって動く
義父母を院号で送り出し
夫にもちゃんと普通戒名をつけた
同じ葬儀屋さんに当時60万円支払った
それなのに…その偉い
本人様を
俗名葬儀なんて
可哀想である
お母さん…
施主がお母さんの為に精一杯、感謝の気持ちを込めて
あの世へ送り出してくれますよ
お寺は
一生懸命、応援させていただきます
今まで
本当にお疲れ様でした
合掌
12時20分
ゴリラ🦍から
『どうだった?』
『…………5万円で戒名あり
お寺葬儀に…–』
ば、
馬鹿野郎‼️
そんなこと-…
ま…
やる奴が
いっか💢
😭きょわい
『話を聞いてよ!』
(省略)
『お前、疲れたろ?』
『うん…
今から境内墓地掃除だよ』
『御苦労…よくやったよ』
『…………私、頑張った?』
『ああ!頑張ったよ』
😢…うぐっ
うえっ…
😭涙わぁ〜ん🌊
………
………
葬儀屋さんから電話が入る
『ごめんなさいね』
『いえ…大丈夫です
先生!皆んな帰っちゃった?』
『うん。帰った』
『分かった。
予定変更したやつ遅くなってごめんね』
出来る限り安くしてくれるそうだ
人件費がかからない様にするために
葬儀屋さんの社長が手伝ってくれる事になった
良い葬儀になる様
頑張んなきゃ!だな
今一度、頭を整理しよう、、、
葬儀受付に施主1人で来た
ゴリラ🦍から話を聞いてたので
1人で来たことにちょっと驚いたが
大切なお檀家さんである。お茶🍵を出して…と思ったら突然
『戒名いらね!
金💰がねぇ』
😐そう来たか、、、なら俗名で…
『数万円しか
だせねぇ!』
😶ふむ『おいくらなら大丈夫ですか?』
(省略)
何でお金💰全然
ないのに葬儀屋さんお願いしたの💢
『妹が勝手にお願いしたんだ』
葬儀屋さんに電話をかけた
40万円かかるって!どうすんの‼️
施主の親戚が総代なので相談した
『お寺で葬儀だしてやってくれ』話がついた
『大至急!葬儀屋さんに電話してキャンセルしなさい!妹さんお寺に呼んで!葬儀屋さんも呼ぶから!お寺が中に入るから!何とかするから‼️』
…………………
結局、霊柩車、火葬の手配、引き出物…まで葬儀屋さんに頼むことになった
『月々5000円のローン組めます』
『それなら払える』『これ以上!借金してどーすんの💢』『火葬場の式場を予約しちゃいました』『そんなの公的の場だもの
いくらでもキャンセルできるでしょ!』口が勝手に喋ってた…………これだって
葬儀屋さんに20万円は取られる…
『なぜ、先に寺に相談しなかったの…』
今更、遅い…90歳で
亡くなった
働き者だった
お母さん…《寿》の戒名をつけさせていただく
昔は院号格だった…妹さん夫婦も自己破産
施主も年金生活………….お寺ができるのはここまで
である『兄妹喧嘩
しない!それと
残りの人生
シッカリ
生きなさい!』
60歳過ぎの施主、妹夫婦に説教した
ゴリラ🦍はまだ、この話を知らない