偶然

お客さんは《お客さん》

施主の娘さんは《娘さん》

大黒さんより歳上でも

娘さん

70代半ばでも

娘さん！

ゴリラ🦍と話す時

そう表現する

『昨日の娘さん達

やっぱりお姉さんの方がシッカリしてるよね

いくつになっても

姉妹関係ってあるよね』

『当たり前だろ』

お姉さんは

聞き漏らしがない様に

一生懸命、メモをとる📝

妹さんは隣で合いの手を入れるだけ

90代の母親が話してくれた事

親戚付き合いも

お姉さんが覚えてる

話し合いの時

とても助かった

同時期に

2家族が永代供養で合祀墓になるが

偶然、どちらも

70代の姉妹

嫁ぎ先に墓がある

お姉さんがシッカリしてる

きっと

親御さん同士

合祀墓でも気が合うに違いない

衝撃

父親が亡くなり

墓地管理費を納める話を引き継いでなくて

6年間滞納の方が来てくれた

古い方なので

2000円✖️6年間で12000円である

お顔をみて

（この方だったのか⁉️）

内心、驚いた

なんせ

名前と顔、お墓が一致しない

大黒さんである

よく行く100円ショップの店長が

寺にくれば

えっ！😳

驚かないわけがない

しかも檀家さんと分かってたので

お店で普通に話してた…

店長と知らず

『6年間墓地管理費未納なので………』

電話もした…

あなただったんですか⁉️

と言いそうになったが

かろうじて堪えた🫢

だって店長…お檀家さんは

大黒さんが

分かってるつもりで

話してくるんだもの

😓ごめんなさい

田舎は同じ苗字が多い

簡単には覚えられない

でも

今回のことで

二度と忘れる事はない

大黒さんの独り言

太い線

午後

なんとなく誰も来ないかな…

と思ってたら

塔婆を取りに80代のおじいちゃんが来た

妻の十七回忌塔婆である

『暦をみたら親父の三十七回忌なんだよな…

お盆に亡くなったから

今までは施餓鬼塔婆で済ましてたけど

もしあれだったら

三十七回忌塔婆の注文にきます』

『分かりました』

約40年間

塔婆をあげなかったのに

急にどうしたんだろ

先日、集団墓地の代表に就任し

《仏事を改めてキチンとやらなくてはいけない》

と思ったんだろうか

大黒さんが

何年も墓地管理費未納で

他県に探しに行った方は

おじいちゃんの兄の孫である

『私が墓を守ります。

8月にお寺に伺います』

約束してくれた

不思議なものである

点と点が繋がると

その繋ぐ線は太くなる

お寺がお檀家さんが頼れるべき所と

思ってもらえれば

皆さん決して蔑ろにはしない

太い線となって

寺を支えてくれる

今回、大変だったけど

思い切って

境内墓地の管理を整理して

本当に良かった

窓口は敵

6月は県に

寺の役員、財産報告をする

土地の価格が毎年変動するので

名寄帳を市町村の税務課に

もらいに行くのだが

場所によっては

4月中だと普段の6分の1の値段でとれる

今週中に行かなくては

委任状だの

法人の場合は代表印だの

色々、めんどくさい

窓口担当は毎年、代わる

毎年、言うことが違う💢

ちょっとイライラして

たまに

窓口で文句を言う😠ふん

……………

……………………

強い日差しの中を歩いて

郵便局🏣に支所費を振込みに行く

通帳と印鑑？

😳持ってきてません

『振込みできません

銀行に行かれては？』

😓ったく！

銀行を目指して再び歩きだす

窓口に行く

『カードがないと機械で振込みできません

振込み用紙を書いてください』

😠めんどくさいなぁ〜　

こんなんで

元国家公務員の

大黒さんの独り言

板一枚の下

ここは海から離れた内陸である

新宅の80代のおばちゃんは

漁師の娘さんで

たまに子供の頃の話をしてくれる

『板一枚の下が海…

命懸けの仕事

あなたには

分からないでしょう？』

繰り返し言う

だからこそ

とても

信心深く

亡くなった御主人の墓参りをかかさない

小学生の孫2人の世話をする

おばあちゃんは

北海道の悲しい事故をみて

なんて思ってるだろう

口の悪いおばあちゃんで

義母の事を

くそババアと言う人である

【板一枚の下が海】は想像できないが

テレビに向かって

怒ってるおばあちゃんの姿は想像できる………