青木文雄の 徒然なるままに

いつもの毎日面白く。ときどき映画。

自腹でもカンヌに

2011年05月31日 | 映画

 

 

三池嵩史監督の「一命(いちめい)」は見に行くと思う。

市川海老蔵や瑛太が主役だかではない。

青木宗嵩が出演しているからだ。

何日か経過しているが、「青木宗嵩、自腹でカンヌに」

という見出しの新聞記事を見た。

しかし、自腹でカンヌ国際映画祭の会場に行っても、

カンヌ国際映画祭からの招待ではないので、

青木宗嵩はレットカーペットを歩けない。

市川海老蔵は謹慎中でカンヌには行けず、

カンヌ映画祭のレットカーペットは、監督と瑛太だった。

 

自分の出演した映画がカンヌ国際映画祭にノミネイトされ、

監督と主演が招待され参加していれば、

たとえ語学留学でニューヨークにいようがはせ参じる。

それが出演俳優として、青木宗嵩の矜持なのだろう。

 

俳優青木宗嵩を初めて見たのは、

NHKの「龍馬伝」、後藤象二郎役だ。

後藤象二郎は土佐藩の参政で上士、

大河ドラマという長丁場で青木の後藤象二郎は、

主役より前にでられないが、迫力があり存在感があった。

この俳優はもっとおおきくなると予感する。

きっとレットカーペットを歩く俳優になるだろう。

褒めすぎか。


ブラック・スワンを見て

2011年05月15日 | 映画

次男が役者をしている。時々息子のブログを見る。

ブログの中で、エネルギーを感じる文言があった。

「もっとよくなるはずだ」

舞台を振り返り、演技者として満足のいく技術を求めてる。

その文言はブログに繰り返しでてくる。

そこに演技者の「完璧」にたいする憧れ、思いが伝わってくる。

観客もまた、「完璧を求める」演技者には魅せられるものだ。

 

 

ブラック・スワン」の主人公である、バレエ・ダンサーのニナ

主宰者のルロイから清純な白鳥だけなら君を選ぶよと突き放されてしまう。

しかし、ニナはあることをきっかけに、プリマの座を射止める。

そこからニナの困難が始まる。ルロイが求める奔放な黒鳥が演じられない。

やがて、ニナは幻覚に襲われるようになる。

映像ではニナの幻覚なのか、現実なのか見ていてもわからない。

だが、その展開が「白鳥」と「黒鳥を」演じきれるのだろうかと、

サスペンスを見るように物語を高めて、観客をクライマックスに導く。

 

主演はナタリー・ポートマン。

「レオン」で少女マチルダを演じている。

 

個人的ランク ★★★☆☆

 

 

 

 

 


映画「英国王のスピーチ」

2011年04月06日 | 映画

楽しみにしていた映画、「英国王のスピーチ」を今日見ることが出来た。

 

 

この映画がアカデミー賞作品賞、主演男優賞監督賞、脚本賞を受賞したのは納得だ。

家に帰りブログを開いているが、感動の余韻いまだている。

吃音(きつおん)と向かい合い、開戦を自分言葉で国民に語りかける、クライマックスでの

英国王のスピーチは感動涙がでてまった。

  

この映画の中で気になったシ-ンが二つある。

一つは、ヘッドホンをして、音のボリームを高め「ハムレット」の台本を朗読する所。

脳の中では、音楽を聴く部屋と朗読する部屋、別なのだろうか。吃音が解消さていた

もう一つは、ライオネルに誘われ散歩するシーだ。

映像は、英国王影を手に取り入れいる

吃音に悩む、英国王の人物デザインつないでいで、上手表現している。

この映画も連れがいたほうがいい。

 

個人的ランク ★★★★☆

 

 


ヒアアフターを観ました

2011年02月20日 | 映画

クリント・イーストウッド監督のヒアアフターを観た。

   

 

映画は、いつも一人で観るのだが、

この映画は、できれば連れがいて、

自分の感想を聞いてもらいたい。

そんな衝動にかられた。

 

映画を観ながら考えた。

身体が動く時、そうでない自分を想像するて難しい。

話が出来る時、そうでない自分を想像してもわからない。

健やかなとき、死後の世界は、想像しても分からない。

 

映画は死と直面する三人の男女の物語。

フランスの女性ジャーナリストのマリー

津波に巻き込まれ死にかけ、

そのとき見た光景が忘れられない。

アメリカ人のジョージ、霊能者に疲れ、

その能力を封印し、人生を変えようとする。

イギリスの少年マーカス、双子の兄を事故で亡くす。

兄と再会することを望んでいる。

住む場所も、国籍も異なる三人が、ロンドンで出会う。

 

登場人物の苦悩をしっかり描いている。

「グラン・トリノ」に続く、

監督のメッセージが伝わってくる。

 

キャスト

マット・デイモン       ジョージ

セシル・ドウ・フランス   マリー

ジョージ&フランキーマクラレン  マーカス/ジェイソン

 

 

 


あしたのジョーを観た

2011年02月13日 | 映画

「あしたのジョー」を観てきた。

伊勢谷友介「力石」をやると知ってから上映を楽しみしていた。

 

 

 

漫画あしたのジョー高森朝雄原作、ちばてつや画、の映画化。

昭和40年代、東京下町が舞台。

 

元ボクサーの丹下段平は、ジョーにボクサーとしての資質を認め

自分と組んで、拳闘をやろうと誘う。

しかし、ジョーは問題を起こして、少年院に入る。

そこで、プロボクサーの力石徹と出会う。

ジョーは力石を倒すためにボクシングの道へと進む。 

力石はジョーと戦うために、自らすすんで減量地獄にはいる。

 

伊勢谷友介がしっかり身体を作っていて、プロボクサー体形は必見

フャイトシーンは、突き抜けていく闘志が圧巻で、カメラワークもいい。

漫画を熱く読んだ。「矢吹 丈」のイメージに、山下智久は少し物足り

ない気がするが、いかがだろうか。

 

キャスト

山下 智久    矢吹 丈

伊勢谷 友介  力石 徹

香里奈      白木葉子

香川 照之    丹下段平

 

 

 

 


ソーシャル・ネットワークを観た。

2011年01月29日 | 映画

 

最近よく耳にする、「フェイスブック」と呼ばれる

オンラインサービスをご存知だろうか。

フェイスブックの創立者であり、

CEO、マーク・ザッカーバーク(1984年5月14日)の、

フェイスブック誕生の物語と知り、観にいった。

 

 

映画は出だしから、早い会話のテンポで始まる。

マーク・ザッカーバークが彼女に振られた。

腹いせに女子の品定めのサークルをネットに立ち上げる。

ハッキングして得た女子学生の、身分証明書を

インターネットに公開し、女子学生の顔を

比べて勝ち抜く投票をする。

場所はハーバード大学、2003年寮でのことである。

フェイスというのは、このへんからきてるのだろうか。

やがて友達を増やすサイトは、どんどん成長していく。

映画はフェイスブックが成長していく過程と、

利益をめぐって仲間の離反が、早いテンポで展開する。

第83回アカデミー賞にノミネートされている。

「英国王のスピーチ」も話題であるが、

受賞はどうだろうか。楽しみだ。

 

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)の知識、

IT系の専門用語、ビジネス用語の理解が薄いのだが、

ドキュメント風に展開してるので、観るのに支障はない。

 

起業していくことは、今までにないものを、

創造していくわけで、狂ったような行動力がないと、

ことは始まらないのだろう。

ぬるま湯にどっぷり浸かっている、

私には刺激になり、面白く観ました。

 

 

キャスト

マーク・ザッカーバーク   ジェシー・アイゼンバーグ

エドゥアルト・サベリン    アンドリュー・ガーフィールド

ショーン・バーカー      ジャステイン・ティンバーレイク

 

 

 

 

 

 

 

 


子供のころ「そろばん」習いましたか。

2010年12月15日 | 映画

仕事があるとき、仕事がないときの日々が解らない。

収入があるとき、収入がないときの家計が解らない。

そのときを想像するって難しい。

「武士の家計簿」を観て来ました。

生きるヒントになる、示唆に満ちた映画です。

幕末から明治の激動期を「そろばん」という技術で生き抜いた、

加賀藩、前田家に仕えた猪山家、家族の物語。

主人公・猪山直之(堺 雅人)が猪山家の経済状態は、借金暮らしと

知った後の、家族会議と具体的対策がみごたえあります。

そして、子ども成之につけさせた家計簿。帳尻があっていないことを

指摘し、子どもに解決方法を考えさせる。

「そろばんを」通して猪山家が生きる道を、子どもに伝える。

子どもの教育方法を教えてくれる。

映画は、私のように細かい計算ができない、「そろばん」の苦手な人に

お薦めです。

CAST

猪山直之  堺 雅人

妻 お駒  仲間由紀恵

父      中村雅俊

母      松坂慶子

祖母    草笛光子

 

 

 


「悪人」見ました。

2010年10月04日 | 映画

土木作業員は、保険営業員の女性を殺害してしまう。

そして、出会い系サイトで知り合った女性と逃亡する。

 

映画をみたあと、考えてしまった。

加害者は、被害者を追跡しなければ……。

出会った男が殺人者。逃げ回るだけの毎日、女の業。

マスコミの取材に追われる、加害者の祖母。

娘をなくした悲しみ、許せない心情、被害者の父親。


印象に残るセリフ

「なんでもっと早うに光代に会えんかったとやろ?」

「あんた、大切人はおるね?」

「あの人は、悪人なんですよね…」

などが余韻として残る。

 

CAST

清水祐一   妻夫木聡

馬込光代   深津絵里

清水房枝   樹木希林

石橋佳男   柄本 明