青木文雄の 徒然なるままに

いつもの毎日面白く。ときどき映画。

瓦礫を「オモイデ」とルビ振る

2011年05月12日 | 日記

 

今日の「天声人語」を読まれただろうか。

まだであれば、是非読んで欲しい。

 

たとえば、「瓦礫」の漢字にルビを振ってほしい。

あなたのルビは「おもいで」となるだろうか。

 

「天声人語」の記事をご紹介しょう。

<記者らみな「瓦礫」と書くに「オモイデ」と

ルビ振りながら読む人もいる>

と先の朝日歌壇にあった。

 

「瓦礫の撤去」が、心の中で「思い出の消去」

と変換される。そうした被災者は大勢おられよう。

背比べのキズのついた柱。

家族が集ったこたつ。

蛍雪の日々を刻んだ机もあろう。

ありとあらゆるものが、今やひとかけらげに瓦礫と称される。

 

記事にあらためて被災者の失意を思い、なんども読んだ。

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (いもり)
2011-05-16 21:03:58
オモイデ…
おもいで…
思い出…

受け止め方はそれぞれですよね~
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Unknown (ごろぴか)
2011-05-18 22:35:57
勤めていた会社、その建物が無くなるほど寂しいものはない。「ここにあったんだけど」その跡地をみて悲しくなったことがある。思い出もぬくもりがあったほうがいい。思い出だけを武器に戦うときもある。
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