グランプリブログ

止まる止まらないはブレーキ次第



 日曜日に名古屋方面から遊びに来られていたお客様ですが、ガソリンスタンドに寄りブレーキを踏むと変な音がすると相談を持ちかけたところ、当社を紹介され立ち寄って頂きました。車両はM≠aENZのヴィアーノと呼ばれるいわゆるVクラスとなります。



 早速試乗後リフトに上げて異音のするフロント側のブレーキを確認すると、パッドが擦り切れており部分的にパッドのバックプレートとディスクローターが直接干渉し、ゴーゴーとブレーキを踏むたびに異音が出ており、このまま名古屋までは無理と判断し代車でお帰り頂きました。



 修理にはローターとパッドとパッドセンサーの交換が必要で、用意させていただいたブレーキローター及びパッドのメーカーは"DIXCEL"となります。またパッドについてはいつもの汚れの少ないものではなく、制動力とコントロール性能を重視致します。



 そして交換作業のためキャリパーを取り外すと、キャリパーのピストンは大変な状態です。ピストンはほぼ限界にまで飛び出し、ピストンブーツは破れてしまっていますase今回おバーホールキットの用意はなく、とりあえずはフルード漏れもないのでそのまま組み込みますが、帰られてからピストンブーツの交換をお勧めいたします。



 交換後の安定感は半端ありません。特にブレーキは人の生死にも関係してくる重要な部分です。ホイールの隙間からブレーキパッドが見えるものも多くありますので、ご自身の目で確認してみるのも重要だと思います。お近くの方であれば当社にお申し付けくださればチェックさせて頂きますok

 

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