グランプリブログ

ワンオフビートルターボ



 先日次のオーナー様へと納車を終えたばかりのフォルクスワーゲンビートルですが、エンジンの鰍ゥりが悪いと言う事で点検のため入庫いたしました。車両は前オーナー様が大切にされていたもので、ワンオフにて当社でターボを装着した想いの深いビートルです。


 
 早速エンジンのチェックから入いろうと、エンジンカバーを取り外したところ・・・ase2



 お約束のエンジンオイルのレベルゲージと、レベルゲージを差し込むエンジン側のガイドが硬化しており、ボロボロに割れてしまっています。これではエンジン内部の圧が逃げてしまったり、オイルが吹き出る可能性もあります。



 ではプラグチェックと思い、プラグを外して見るとなんと言うことでしょうaseプラグ内で電極につながる銅芯がプラグの内部で破損、破断してしまっているではありませんかdokuro



 よってプラグを全て新品に換え、これでエンジンの鰍ゥりも良くなるのでは?思いきや、やはり相変わらず長いクランキングの末、鰍ゥったかと思えばマフラーから黒煙が上がりますsymbol5となるとこれは水温センサーに疑いがかかります。




 オイルレベルゲージとともに水温センサーを取り寄せ交換を致します。水温センサーが悪くなると、エンジンコンピューターが正確な燃料の噴射量を決められず、アイドリング不調やエンジンのかかりが悪かったりといろんな不具合の元になります。



 水温センサー交換後は短いクランキングでエンジンは始動するようになり、最後はテスターにてフォルトを全て消し去り、作業は終了となりました。乗り手が変わることで、今まで何の支障も無かった車でも、使われ方や環境も変わることで突然調子が悪くなる事があります。でも手を加えていくうち、時期オーナー様に馴染んでくることでしょうkirakira

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