Piacere・・・ピアチェーレ

ありきたりの毎日でもなにかしら昨日と違う一日です。
毎日、はじめまして・・・。

映画 「グエムル-漢江の怪物」

2006-09-14 | 映画・観劇
 いま話題の「グエムル-漢江の怪物」を見てきたよ。


 ストーリーは・・・

 ソウル市内を流れる川、漢江のほとりで売店を営む一家がいた。
 家長ヒポン(ピョン・ヒボン」)の長男カンドゥ(ソン・ガンホ)は、いい大人なのに店番すら頼りにならないが、
 娘のヒョンソを愛する気持ちは人一倍強かった。
 行楽客でにぎわうのどかな午後、人だかりのする方へ行ったカンドゥンは、橋にぶら下がり、
 うごめく大きな”何か”を目撃する。
 そして”何か”は土手に這い上がり、あっという間に人々を襲って喰い始めた。
 逃げる途中、娘のヒョンソはその怪物にさらわれてしまう。
 その夜、一本の電話がカンドゥンにかかってきた。
 「おとうさん、助けて…」。



 いきなり「怪物」が現れて人々を襲うシーンは見ていて圧倒されてしまう。
 ダメ親父が娘の手を引いて逃げる途中に手が離れ、
 娘が「怪物」にさらわれてしまうシーンは「アッ」という間の一瞬!



      

 怪物に襲われた被害者の合同葬儀に、ヒョンソを弔うために叔母のアーチェリー選手ナムジュ(ペ・ドゥナ)と
 酒癖の悪い叔父ナミル(パク・ヘイル)も集まった。

 怪物(グエムル)は強力なウィルスを持っているとする政府により、
 漢江周辺にいた人々は強制的に病院に隔離されてしまう。
 パク一家も入院。
 カンドゥの携帯電話にヒョンソから助けを求める着信が入る。
 一家はヒョンソを助けるために病院を抜け出す・・・

       



 まず、おじいちゃんのヒボンがすごくかっこいい・・・
 この人は「1%の奇跡」のハラボジですわ。
 昔は家族を省みず遊び歩いていた人が孫娘を助けるために先頭になって立ち向かう姿がとてもかっこよかった!

     

     

     

 ヒョンソは、同じくさらわれた少年セジュとグエムルの“巣”の中で助けを待っていた。

     


 見ていて、「これは“家族愛”のお話だな・・・」と思った。

 普段はバラバラな?家族が一致団結してヒョンソを助けるために、
 政府や軍隊や駐韓米軍に立ち向かう姿をみて、
 何か忘れていたモノを思い出したような気がした。




 そして、怪物(グエムル)は本当に異様で気持ち悪いカイブツだった。

 残念ながら、日本のアニメ『WXIII 機動警察パトレイバー』に登場する怪物「廃棄物13号」にグエムルが酷似している
 という盗作騒動が起こり、観客動員に水を差したということになったけど・・・

       


 この映画は何度も「キャァ~」と声を上げる怖いシーンが出てきて、
 すごい楽しめた映画だったよ。
 モスラやゴジラなど日本の怪獣モノとはまた違う、
 起こりうる・現れそうな怖い怪物のお話として見ごたえはあったよ。

 映画のラストではホロッとさせられるシーンもあったし、
 ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホというコンビの期待を裏切られない作品だと思ったけど・・・
 盗作騒動がなければ、もっともっと盛り上がったでしょうね。

      



最新の画像もっと見る

コメントを投稿