Piacere・・・ピアチェーレ

ありきたりの毎日でもなにかしら昨日と違う一日です。
毎日、はじめまして・・・。

映画 「夏物語」

2007-01-27 | 映画・観劇

とても風が冷たくて寒い朝・・・
シネマート心斎橋に一歩入ると熱気で暑かったわ
日本公開初日の晴れがましい雰囲気を感じたよ
たくさんの人が来ていて、立ち見も出ていたよ~

    
    

    





ストーリーは・・・、
60歳を超えた今も独身を貫き通す老教授ユン・ソギョン。
誠実な人柄で学生たちから信頼も厚く、その端正な容ぼうは、
さぞ美青年だったであろう若き日の面影をとどめている。
ある日、彼の元に「初恋の人を探すテレビ番組」への出演依頼が舞い込む。
番組取材のために訪ねてきた構成作家スジンに、ソギョンは古びた1冊の本を差し出した。
その本をきっかけに紐解かれるソギョンが生涯唯一愛した女性ソ・ジョンインとの秘密。
そこには歴史の波に翻弄された男女の悲恋の物語が隠されていた…。




いやぁ~泣けた・・・!
号泣というのではなく、気がついたら涙ぐんでいて、
大粒の涙がポタポタと頬からセーターに落ちるという感じ。

きっと満員の客席のほとんどの人が同じじゃなかったのかな?
鼻をすする音も聞こえなかった・・・というより、
いつの間にか鼻が詰まってすすれないくらい(わかる?)


この“夏”は1969年の夏・・・昭和44年

    

映画で、電気も通っていなかった村に電気がきて、テレビのスイッチを入れたら月面着陸のシーンが映った。



昭和44年7月21日(日本時間)には当然生まれていましたよ、私。

月に降りたったアームストロング船長のことば・・・
「これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ
("That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.")」
この言葉はとても印象的だった記憶があるよ。

でも、私はまだそんなに大きくなかったので(?)、このことは覚えているといえば覚えているし、
強烈な記憶というものでもない。


    



その時代、軍事政権下の韓国で、ソギョンとジョンインの恋は許されなかったというけれど、
その愛した人を胸の奥に秘めて一生を生きてきたソギョンという男が興味深い。
許されない恋愛であってもなんとか成就できなかったのかというのは、
時代の流れの中では仕方がないと思うしかない・・・

テレビ番組のおかげ?で“彼女”と再会できたのは本当によかった
もっと早くに再会できていればまた違う人生を二人とも生きられたのに・・・
そのシーンが心に残るワンシーンだった。

気になる人は映画館へどうぞ~





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
観て来ました~ (ゆめりん)
2007-01-30 18:23:45
今回はほとんど「予習」をせず、観ました。
こんなに悲しく、せつない内容とは思いませんでした・・
取調べ室での二人がとても悲しくて
二人の演技力に思わず引き込まれました
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同感です。 (granbina-h)
2007-01-30 22:12:36
ゆめりんさんと同じです、あのシーンは見ているのが辛かったですね。
ソギョンの姿を見たときの顔から、一転して絶望したあの表情・・・
スエさんの演技に泣かされました
もちろん、ビョンホンは言うまでもないです
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