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只今シーシェパードの船に乗船中!日本が行っている南極海での違法捕鯨の実態を現場から伝えます!(3)

2012-02-04 10:02:56 |  声 な き 動 物 た ち
Monday, January 16, 2012

Hana Blog 3. 2012年1月16日


2012年1月9日(月)

こんにちは。

現在、日本とオーストラリアではFOREST RESCUE(FR)環境保護団体のメンバー3名による第二昭南丸(SM2,セキュリティー/スパイ船、海上保安官乗船)への乗り込み活動で紙面やTVニュースを賑やかにしていることと思います。
SM2は 1月4日、シーシェパードのスティーブ・アーウィン号とブリジット・バルドー号を追跡しオーストラリアの排他的経済水域(EEZ, 200海里、約370km)よりさらに岸に近い接続水域(24海里、約44.5km)へ不法侵入しました。

1月8日早朝、FRのメンバー3人は闇にまぎれ警備万全であるはずのセキュリティー/スパイ船、SM2へ乗り込みました。
FRのメンバーの目的はSM2によるスティーブ・アーウィン号の追跡を中断させることです。

それによりスティーブ・アーウィン号は南極海へ追跡なしで戻ってこれ、日新丸(NM)の捜索を始められるわけです。(追跡されていては現在地をNMに報告されるので見つけることは不可能に近いため)
また、この日本政府によるあまりにも無礼、無神経な行いに対し、何もしないオーストラリア政府への抗議の意味もあると思います。
FRのメンバーによるSM2への要求は‘我々をオーストラリアの港まで送り返し、オーストラリア海域から即出ていって欲しい’と。

しかしながらSM2は3名を乗せたままスティーブ・アーウィン号の追跡を再開しています。
どうやら日本鯨類研究所(ICR)と日本政府はオーストラリアの法律や海域を尊重するよりスティーブ・アーウィン号の追跡(=違法捕鯨)を優先したようです。
友好国の法律を犯してでもクジラを多く殺すことを選んだようです。

なぜならSM2が3名の活動家たちを日本に連れ帰り日本の法律で裁判するとしても(パスポートを所持していない3名をオーストラリアの接続水域から連れ出すことは誘拐にあたります。また、オーストラリアの接続水域に不法侵入&滞在していたSM2がオーストラリア市民3名をSM2への不法侵入で処罰することができるのかも疑問です)オーストラリア政府の税関船/沿岸警備船に3名を受け渡すにしてもSM2はスティーブ・アーウィン号の追跡を諦めなければいけません。
「捕鯨シーズンが終わるまで3名を拘束し日本に連れ帰ろう」と考えているのかもしれません。
そこまでしてクジラを殺すICRと日本政府、理解できません。



2012年1月10日 (火)

本日10日正午にボブ・バーカー号はYM3の追跡を振り切るためにホバートの南に位置するオーストラリア領土であり世界遺産に指定されたマクアリー・アイランドの領海(12海里、約22km)に来ました。
シーシェパードの船は全てのオーストラリアの海域への出入りが歓迎、許可されているため、ボブ・バーカー号がこのオーストラリアの領海内に入ってしまえば、YM3を含む捕鯨船は追跡を打ち切らなければならないからです。

私はキャプテンにブリッジに呼ばれ無線機で第三勇新丸(YM3)に向けメッセージを発信するように言われました。
そしてYM3に向けて「アクティブ・ハプーンを載せ違法捕鯨を行うYM3はオーストラリアの法律によりこれより先のオーストラリアの領海(12海里)に入ることはできません。もしこのまま追跡を続けオーストラリアの領海に入るのであれば速やかにオーストラリア当局に報告します。」と伝えました。
日本の捕鯨船はオーストラリアの海域への立ち入りが歓迎されず、法律でも禁止されています。
しばらくしてからもう一度同じメッセージを繰り返しましたが返信はありませんでした。

YM3はしばらくの間迷っていた様子でしたが、東京のICRの指示によるのか、進行方向をボブ・バーカー号のいる方向に変更し、オーストラリアの領海にためらいもなく違法侵入してきました。
信じられない光景でした。YM3は領土より4マイル(7.4km)まで接近したこともあります。

このICRと日本政府による大胆不敵な決断はオーストラリアの法律を無視した国際問題に発展し、何もしないオーストラリア政府も自国民より大変な非難を受けるでしょう。
日本政府の傲慢さも世界中から非難を受けるでしょう。オーストラリア政府はどのような対策をするのでしょうか?



2012 年1月 11日(水)

オーストラリア・グリーン党のリーダー、ボブ・ブラウン上院議員が政府に海軍/税関船を要求。

これはYM3によるマクアリー・アイランドへの不法侵入に向けての対策らしく、もし実現すればYM3は拿捕され捕鯨船員は逮捕になるかも?しれないそうです。
オーストラリアとしても自国の領海に侵入してくる他国の船を見逃すわけにはいかないでしょうし。
ここで見逃せばオーストラリアは自国の領海に不法侵入しても何もしない国家であることを世界にアピールすることになるからです。

アップデート

オーストラリア首相Julia Gillardが日本政府と話し合いYM3にオーストラリア領海から出て行ってもらうことになったようです。
しかしながらYM3はアナウンスから1時間以上経つのにまだボブ・バーカー号の後ろにいます。
YM3はようやく12時間後に領海より1マイル外の13マイル付近に移動しましたが再度領海に侵入しました。

SM2に拘束されているFRの3人は近いうちにオーストラリアの税関船に移動されるらしいです。
どうやらSM2はオーストラリア市民3名をオーストラリアのEEZより連れ出し(パスポートなし、出国審査なし)、第二勇新丸(YM2)と合流できるまで数千キロ南へ向かった様子。そしてYM2にスティーブ・アーウィン号の追跡の引き継ぎをしたあと、オーストラリアの税関船オセアニック・プロテクターと合流し3名の引き渡しをするらしいです。 
現在ハプーン船3隻のうち2隻(YM2&YM3)がそれぞれスティーブ・アーウィン号とボブ・バーカー号の追跡をしているから勇新丸(YM)だけがNMと違法捕鯨活動をしている。
それはクジラの捕獲数が1/3 だということだけど… 気持ちが焦りフラストレーションが溜まる。
早くNM見つけて捕鯨阻止したい。一頭でも多くのクジラを護りたい。



2012年1月12日(木)

やっとYM3がオーストラリアEEZより去った! これでNMの捜索にいける。
早くNMを見つけて残虐で非人道的な捕鯨を中止してもらえるよう働きかけたい。



2012年1月13日(金)

FRの3名は無事、オーストラリアの税関船オセアニック・プロテクターに引き渡されたらしい。
良かった。
彼らの勇気ある行動により南極捕鯨問題が再びメディアの注目を集め、シーシェパード反捕鯨キャンペーンの手助けにもなりました。



2012年1月16日(月)

今、日本鯨類研究所(ICR)の発信するメディアリリースを読みました。
なんと!シーシェパードの活動に対する非難しか書かれていない。冗談みたいな話。

ICRと日本政府のオーストラリアへ対する無礼で無神経な違法行為やSM2によるスティーブ・アーウィン号クルーへの高圧放水銃や失明や聴覚を失う恐れがある閃光手榴弾(stun grenade)の使用などが一切書かれていない。
高圧放水銃は小型ボート上のシーシェパードのクルーを氷河の漂う海に落とすだけの威力があり、落ちたら数分で死に至る危険性もある。
小型ボート運転手が閃光手榴弾により攻撃を受けたらボートに乗る全てのクルーが一瞬のうちに海に投げ出される可能性もある。

国民には真実を知る権利があると思う。
だから政府は国民に対し真実をいつでも伝えられるように国民が恥ずかしくない政治を行うべきだと思う。
国民とその未来の為に政治を行うべきだと思う。
それなのに…日本政府はやりたい放題。視野が狭く頑固、他国に自分達の価値観を押し付け他国の法律を無視し、それを国民には知らせない。
福島原発事故でいやというほど思い知らされたはず。
こんな政治を受け入れたままで日本にはどんな未来があるのだろうか?





世界一空が美しい大陸 南極の図鑑



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