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只今シーシェパードの船に乗船中!日本が行っている南極海での違法捕鯨の実態を現場から伝えます!(4)

2012-02-04 11:32:09 |  声 な き 動 物 た ち
Friday, January 20, 2012

Hana Blog 4. 2012年1月20日



2012年1月18日(水)

第二勇新丸との衝突でスティーブ・アーウィン号のクルー3名が負傷。

本日午前4時(日本時間午前2時)YM2のクルーによって投げられた鉄製の4つ爪錨(長さ約35‐40cm) により小型ボートに乗っていたクルー2名が右腕と肩に重度の打ち身を負いました。
また1名は竹の棒で顔面を数回突かれ 右目の上部と鼻に裂傷を負いました。
YM2の捕鯨船員にはけが人はいないようです。

今年の捕鯨船は今までで一番攻撃的かつ暴力的だ。
自分たちより何百倍も小さな小型ゴムボートに向かって鉄製の爪が4つも付いた錨を投げるなんて。
重い錨がクルーに当たったり、ゴムボートが破裂してクルーが海に投げ出される危険性を考慮していないはずはない。
氷河の漂う海では殺人行為だ。
高圧放水銃や閃光手榴弾のゴムボートクルーに向けての使用も危険で、これらの(命にかかわる)暴力は許されることではありません。

ICRはシーシェパードの活動を暴力だと非難しますが、シーシェパードは国際的合法基準*に合わせ、海洋での違法行為に使用される機械、設備のみをターゲットにし、非合法的な破壊行為を可能にするレヴェニュー(歳入)に経済的ダメージを与える活動をしています。
シーシェパードは30年以上の活動で一度も人間や他の生物を傷ける為、怪我を負わせる為にターゲットにしたことはありません。

*シーシェパードは「国連世界自然憲章」に基づく正当な権限で活動しています。この憲章には違法行為、とくに監視のない公海上での行為に対し「個人や団体が介入する権限を持つ」事が明記されています。

問題は海洋生物を守る国際法が存在しながら誰もそれを行使しないことで、世界中の海で密漁、乱獲が行われ海は死につつあります。
海が死ぬということは私達人類も死ぬということです。
シーシェパードは海を護る為に違法行為に対して活動を展開しています。



2012年1月19日(木)

Sea Shepherd - For the oceans

今日はシーシェパードのエデュケーションビデオ「For the Oceans」に日本語字幕を付ける作業をした。
このビデオは1977年の設立以来、海洋生物の保護および海洋エコシステムの保全に専念してきたシーシェパードの2009年当時および現在のキャンペーンについて紹介している。
設立当時から捕鯨操業の中止、カナダのアザラシの保護などをしてきて、現在は地中海でのクロマグロ保護、フェロー諸島でのゴンドウクジラの保護、 ナミビアでのアザラシ猟終了に向けての活動、和歌山県太地町のイルカ猟の観察と記録、メキシコ湾オイル流出地での活動、ガラパゴス島でのサメやナマコの保護など他にもたくさんの保護活動をしています。

特にサメの保護はシーシェパードが現在最も力を入れている活動の一つです。
海洋エコシステムのトップに位置するサメは過去4億5千年万年以上前から海洋バランスを保ってきました。
現在年間1億匹のサメがフカヒレ目的に乱獲され、過去30年間で90%のサメが地球上から消えました。
そのほとんどがフカヒレ目当ての密漁によるもので、サメはヒレを切り取られ海に投棄されます。
体の全てのヒレを失ったサメは泳ぐことも出来ず、呼吸ができずにゆっくりと苦悶の死を迎えるか生きたまま他の魚に食べられます。

シーシェパードは数年前からエクアドル政府とパートナーシップ連携しガラパゴス島海域での違法フカヒレ、およびナマコ密漁者の取り締まりをしています。

更に2011年5月、シーシェパードはパラオ共和国政府と同国が2009年に制定したサメ保護区(サンクチュアリ:2.7million square km:フランスの面積とほぼ同等)のパトロールをシーシェパードの費用持ちで行う契約を交わしました。
しかしながら契約が締結する直前、日本政府による干渉により契約破棄させられました。
日本政府はパラオ政府にシーシェパードとの契約を破棄させる代わりに日本政府が代わりにパラオサメ保護区のパトロールを行うと約束。
その後、日本政府が約束を守りパラオサメ保護区の密漁者取り締まりパトロールを始めたという話は聞いていません。
もしかしたら日本の漁船がパラオのサメ保護区でフカヒレ漁をしているため、シーシェパードによる取り締まり、捕鯨以外の違法行為を暴露されるのを恐れての対策だったのかもしれません。


2011年、カリフォルニア州ではサメ保護の重要性を認識しフカヒレの取引、所持が禁止されました。
その後、ワシントン州、オレゴン州、ハワイ、グァム、カナダのブラントフォード、トロント、香港でも同様にフカヒレの取引、所持が禁止されました。
私たち人類は早急にフカヒレの取引所持を禁止し、サメ保護に力を入れるべきだと思います。
海の食物連鎖の頂点に位置するサメは海洋エコシステムの健康を保つ大切な役割をしていて、もし、サメがいなくなれば海が死に、海が死ぬということは私達人類も死ぬということだから。

日本語字幕付きの「For the Oceans」のビデオは近いうちにSea Shepherd Japan サイトにアップロードされる予定です。是非ご覧になってください。



2012年1月20日(金)

さっき、ブリッジでウォッチをしていたコミュニケーション・オフィサーが赤ちゃんミンククジラを見たと教えてくれた。
どうやらお母さんは殺されてしまったようだと。
そのミンククジラの赤ちゃんは私達の船を認識した途端に逃げ出したと。
そのオフィサーは「赤ちゃんクジラが逃げてよかったよ。なぜなら、どんな船が来ても逃げるようになるからね。」と… うん、その通りだ。

その子クジラがこの広い海で生き延び友達が見つかる事を心の底から願う。
一人でいるのはどんなに恐ろしく心細いだろう。
日本政府と捕鯨船団の心ない殺生にはらわたが煮えくりかえりそうだ。
その子クジラはこれからどうやって生きていけばいいのだろう? 
人間の幼児をなんの保護もない世界に放り出すことと同じことだ。
涙が出てくる。
動物たちにも人間と同じように感情があり、恐怖、痛み、悲しみ、苦しみ、慈しみや愛を感じることができる事は証明されている。
彼らの味わう恐怖、痛み、悲しみ、苦しみ… 自分に置き換えてみれば想像できるはずなのに… ひどく悲しい。

クジラの生息数が増えているなんて嘘だ。
ICRのデーターによると捕獲数の1/3が母親クジラで1/3が妊娠中のクジラ…。
増えるなんてありえない。
毎年、日本政府は南極海クジラ保護区だけで絶滅種ナガスクジラを含む約1,000頭も殺そうとしている。
クジラは数年に1頭しか出産することができず、性的に成熟するまで約20年かかる。
そして環境汚染、騒音などによって彼らの繁殖率はますます減ってきている。

日本政府もICRもどうしてそんなに酷い事ができるのだろう? お金や権力の為に。



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