本「イルカが人を癒す」(P53)より
1993年10月、ドイツのフライブルグで開催されたイルカ・クジラ会議で
ショッキングなビデオが紹介されたという。
その会議に出席していた、イルカの魅力を世界中にアピールする活動を続けているオランダ在住の日本人、静子・アウェハントさんが教えてくれた
「最初からすごいビデオが流れたのよ。水族館に芸をするイルカがいるでしょ。
ドイツの水族館で起ったことだけどね、ショーが始まるというので、
何頭かのイルカがプールに出てきたのね。
そのうちの一頭がね、確かシンドバットという名前だったけど、
何と、お腹を上にしたままになっちゃったの。
イルカは背中にある噴気穴で息をするでしょ。
お腹を上にしていると、当然息ができなくなるわけ。
そのままだと確実に死んでしまうの。それで残りのイルカが何とか、
そんなことは止めさせようとつついたりするんだけど、
その一頭は、もう決死の覚悟というか、完全に自殺ね。息をしようとしないの。
場内は騒然としているわけ。調教師が助けに水の中へ入るんだけど、
今度は仲間のイルカたちが人間が近づくのを邪魔するの。
捕らわれのイルカたちが命をかけて抗議したのよね。
結局シンドバッドは人間が懸命に心臓マッサージをしたんだけど死んじゃった。
イルカを見せ物にすることは考えなくっちゃいけないわね。ホント、ショックだった」
仲間がモリで刺されたなら、モリのロープを食いちぎろうとするとも言っている。
仲間を思う気持ち、自殺すること、こういったことを見るだけでも、イルカを単に頭がいい動物として見るだけでは、彼らの本質には迫れないことは明らかである。
2010/10/4
残念なことにそのイルカは自殺じゃなく心臓発作なんだけどね
発作の原因は狭い水槽(ストレス)だったかもしれないんだけど
モノは捉えようだね
ファーを買う女は最低(笑)