[2009年10月19日のブログからアップ]
好きです。
でも乳製品をやめてから、何年か食べてないな~( ´Д`)
もちろん、育ててる動物にチ●コなんて食べさせる人はいないでしょうね(´・ェ・)
イヌやネコ、鳥類などヒト以外のほとんどの動物はチョコレートを食べると中毒を起こします。
これは、チョコレートやココアなどに含まれるテオブロミンを代謝できないことが原因で、死に至ることもある、怖いことです!
◆カカオ農場へ売られる子どもたち。
2001年4月13日世界中の新聞やテレビが、ある事件を報道しました。西アフリカのギニア湾で10歳から14歳の子ども227人(人数には諸説あり)を乗せた船エティレノ号が行方不明になったのです。
ギニア湾の沿岸国家はこの船の寄港を禁止したため、1週間ほどギニア湾をさまよった後、行き場のなくなった船は、出発地だったベニンの港町、コトヌーに戻ってきました。
ところが戻ってきた船には、23人の子どもしか乗っていませんでした。処分に困った船長が子どもを投げ捨てたと疑われましたが真相はわかっていません。
この船の子どもたちは、西アフリカ諸国から集められ、コートジボワールのカカオ豆農園に売られて送られる途中でした。
全世界のカカオ豆の7割は西アフリカで、特に4割はコートジボワールで作られています。
カカオ豆のような一次産品は途上国にとって、重要な外貨獲得源ですが、大変厳しい競争にさらされていて価格は下がる一方です。
利益を上げるために安い労働力を得ようとして子ども奴隷を使っているという構図があります。
奴隷仲買人は、1人あたり15~30ドルで村の子どもたちを買い集め、カカオ豆の農場に送ります。
子どもたちはタダ同然の低賃金か賃金なしで重労働をさせられ、擦り切れたTシャツ1枚で農薬を扱うこともあります。
カカオ豆の生産のため、25万人を越える西アフリカの子どもたちが働いていると言われています。
◆チョコレート
日本はカカオ豆の55590トン輸入し、うちガーナからが最も多く38359トン、コートジボワールからは2325トンとなっています(2005年統計より)。
チョコレート価格のうちに、カカオ豆農園主に渡るのは、0.5%で、200円のチョコレートでしたらたったの1円です。
そこから労働者に支払われる賃金はさらに安い金額になります。
この市場価格の安さが児童労働、子どもの人身売買につながっていきます。
チョコレート製造には、カカオ豆の粉砕が必要で、それには巨額の設備投資が必要となってきますが、途上国ではそれが困難となり、外国資本が工場を建て、安く調達したカカオ豆から生産したチョコレートを販売することで莫大な収益をあげます。
欧米のチョコレート・ココア業界の企業、労働組合、消費者団体やNGOは、カカオ豆栽培における最悪の形態の児童労働と強制労働をなくすことを目的に協定を締結し、その実現のために「国際ココア・イニシアティブ」基金を設立しました。
しかし米国の大手のチョコレート企業は、「児童奴隷フリーslave free」(児童奴隷による搾取のないカカオ豆から作られた)チョコレートをいまだに作ることができません。
◆アフリカで横行する子どもの人身売買
アフリカでは、カカオ豆農園の他に、さまざまな仕事をするために子どもたちが人身売買されます。
中央アフリカや西アフリカでは、親類などに預けられた子どもが家事労働で搾取されたり、紛争下にあって武装勢力によって誘拐され子ども兵士となる子どもたちもいます。
子どもたちは、鉱山、砂利採取場、プランテーション、ボルタ湖(ガーナ)での漁業、家事労働、性産業に向けて売買されます。
この日本での何不自由ない当たり前の生活が、どれだけ他国や子供たちを食いものにしているか、何日かに少し考えてみるのも大事なんじゃないでしょうか・・。
YouTube ラブワゴン【チョコレートの裏側】
アフリカの国々には、先進国の嗜好品(しこうひん:栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物)を作る事により、どんどん貧しくなっていくと言う現実があった。
コーヒー、ピーナッツ、タバコ、紅茶、パイナップル、、チョコレート・・。
「飢餓を作った張本人は、あなた達日本人を含めた先進国の人たちなんです。」
これは、先進国の過剰な肉食と貧困国の飢餓にも当てはまる現実です。
知ってる人は知っています。
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コーヒー1杯330円。コーヒー農家が手にする金額、約3円。