「情熱大陸」を見た。
出来栄えは?
うーん・・・・
なんか感動しなかったなぁ。
そもそもの狙いが、おそらく
「羽生永世七冠おめでとう」
という企画だったようで、
それに代わるテーマが見つからなかった、
という感じ。
もちろん、
「渡辺永世竜王おめでとう!」
「三連敗から四連勝すご過ぎ!」
でいいわけだが、
そういうつくりでもなかった。
やはりマスコミ的には、
将棋=羽生であり、
渡辺??誰それ??なのだろう。
第七局後の単独インタビューも
羽生さんだけだったし。
なんだかなぁ・・・
対局風景も少なかった。
NHKの「プロフェッショナル」でやった
名人戦のときには、羽生さんの
恐ろしい顔が捉えられていたのだが、
今回はそういうのは全く無し。
前回の佐藤さんの情熱大陸よりも
少なかったのではないか?
竜王戦は読売で、情熱大陸は毎日だから、
取材の制約もあったのだろうか?
感想戦の様子なども含めて、
対局者の表情をもっと伝えて欲しかった。
野村監督の話とかは余計。
それでもわかったことがあった。
第四局の最終盤、なぜ羽生名人が
打ち歩詰めの筋に入ってしまったのか。
△8九飛を打つ直前、
渡辺竜王はいかにも苦しげで、
負けを覚悟している様子だった。
実際、投了も考えていたという。
それを見て羽生名人は、
△8九飛は形づくり、
と思ってしまったのかもしれない。
で、普通に詰ませにいったら、
それが実は渡辺竜王の罠で、打ち歩詰めだった、
ということではなかったか?
もちろん、羽生さんだって
打ち歩詰めはすぐに読めたはずだが、
第一感は「詰む」だったのだろうし、
二日制の最終盤で、自分の時間も切迫していて、
相手があきらめている様子、となれば、
確認するのを怠ってしまっても無理はない。
全くの憶測だが・・・
番組にもどると、終わり方も、
なんだかちょっと変だった。
「なぜ渡辺竜王は勝てたと思いますか?」
確かに、誰の目にも不思議だったのだろうが、
なんで羽生さんに、それを聞く?
周囲の棋士に聞けばよかったのに。
「それは・・・
私に聞かれてもわからないです。
渡辺竜王に聞いてください。」
ここに、勝負師の意地のようなものを
感じさせたかったのかもしれないが・・・
え、これで終わり???
という感じだった。
なんだか残念。
将棋の内容についての感動を
わかりやすく伝えるのは
難しいのだろうか・・・
最新の画像もっと見る
最近の「将棋・ゲーム」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事