日々の寝言~Daily Nonsense~

物が捨てられない理由

お盆休み中に、少しだけ
家の中を整理した。

本は Kindle でないと読めないので、
文庫本などを捨てたのだが、
でも、絶対に読まないとわかっている本でも
捨てたくないものがある。

その理由が少しわかった気がした。

私は、記憶力が悪いので、
昔のことをよく忘れてしまう。

同居している人に、
昔、あそこに行ったときに・・・
などと言われても、
それ、いつだっけ?
よく覚えているね、そんなこと、
みたいな感じになることがよくある。

でも、物を手に取ると、
いろいろと思い出すことがあるのだ。

そして、その思い出した瞬間の感覚、
記憶、というよりも、
感覚がふわっと蘇るときの感覚が、
なんとも甘美なのだ。

ノスタルジア?
サウダージ?

あれは、どうしてあんなに
甘美なのだろう?

そもそも、数年前の具体的な事象の記憶なんて
生きてゆく上ではあまり必要なさそうだが
どうして退化しなかったのだろう?

子供を育てるための環境を
安定させるために必要だったから
だろうか?

よくわからないが、
こういう言い訳を思いつくので、
結局、家の中は相変わらず雑然として
ちっとも片付かない。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「雑感」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事