日々の寝言~Daily Nonsense~

TOKYO 2020 開会式の感想

TOKYO 2020(第32回オリンピック競技大会)
の開会式は、結局、録画で飛ばしながら視た。

導入の映像は、生命誕生のイメージで
影を使った演出がおもしろかった。

8年間のアスリートの努力を伝える映像とパフォーマンス。
季節のうつろいやアスリートの声、葛藤、を表現した
プロジェクションマッピングとダンスはきれいだったが、
なにせ人が少ない・・・

MISHA さんの君が代。
もちろん、とても上手なのだが、
衣装、アレンジも含めて日本らしさがちょっと。

やはり西田和枝社中にやってほしかったなぁ。
それはそれで賛否両論だろうが。

歌っている間の天皇陛下のお顔が
印象的だった。

コロナ禍で亡くなった方々への鎮魂と黙とう。
森山さんの鎮魂のダンスは印象的だが、
唐突な感じもした。

その後の演出も人が少なくて
ちょっと残念な感じ。

選手入場行進では、
ゲームの音楽が使われたが、
残念ながらあまり知らない。

国ごとのカラフルな衣装はやはり印象的だ。
特に印象に残ったのは、
やはり、カザフスタンのお姫様と呼ばれているオリガ・ルイパコワ選手

天は二物を与えず、というが、
美しさも強さも兼ね備えた人も多いのだ。

あとは、「台湾」の順番と放送での呼称だろうか。
英語だと変わらない、というのもちょっと面白い。

選手宣誓は石川選手と山縣選手。
マスクをしていたのは残念だが、清々しかった。
石川選手の声は少し震えていたような。

上空のドローンには驚いたが、
これはどうやら、平昌オリンピックのときと同様
インテルが提供した技術らしい
こちらにも紹介記事がある
こちらも詳しい。
しかし、200台で 1,000万円とすると、
1824台だと・・・

バッハ会長の挨拶は長かった・・・

そして、天皇陛下の開会宣言。
報道されているとおり「祝い」と言う言葉は使われず
「記念する」となった。

これも、翻訳されれば違いはわからないのだろうが
陛下のお気持ちは国民には伝わったと思う。

しかしこのとき、この開会式最大の事件が起こる。
菅首相と小池都知事が起立せず、
途中であたふたと立ち上がる様子がテレビに
しっかり映ってしまっていた。

それぞれ、大変お疲れなのだと思うが、
ちょっと普通はありえない光景で、
これは今回の一番のアクシデント。

今頃、アテンドしていた周囲に
当たり散らしているのではないだろうか?

パントマイム・アーティストの「がーまるちょば」
さんによるピクトグラムのパントマイムは
熱演で面白かったが、迫力という点ではやはり小さい感じ。
ここでも人数と予算が・・・

ショータイムの海老蔵の「しばらく」と
上原ひろみのコラボも今一つ不発。
残念ながら、二つのエモーションが
相乗効果を生み出すには至っていない印象だった。

上原ひとみさんとあわせるなら、
リズミカルで盛り上がる連獅子のほうが
良かったかもしれない。
言うだけなら簡単だが・・・

そして、いよいよ聖火台への点火。
大阪さんは緊張しているようだった。
富士山から現れた聖火台の仕掛けはきれいだったが、
大会期間中はどこに設置されるのだろうか?

炎がゴウゴウと出ていて、
ちょっと普通と違う、と思ったら
燃料に水素が使われているらしい。

全体的には、残念ながら、
ストーリーや日本らしさはあまり感じられず
バラバラな印象。

ダイバーシティとインクルージョンの時代だし、
新型コロナで密を避けなくてはならず、
やむを得ない部分はあり、現場の関係者の苦労は
本当に偲ばれるのだが、ダイバーシティだからこそ、
もっと日本らしさを出しても良かったのではなだろうか?

ロボットなどがもっと使われるのかと思ったが、
それもほとんどなく、技術が垣間見えたのは聖火台くらい?

Google の Doodle のほうが
まとまりもあって面白いというのは、
なんだかなぁ。
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