福島原発周辺の放射線計測結果が公表された。
上空を飛行機で飛んで計測したらしい。
これによると、やはり原発から北西に向かって
高いレベルで汚染された地帯が広がっていることがよくわかる。
福島県飯館村や川俣町の方角。
最初の爆発のときに風で
放射能が運ばれたのだろう。
追記:クローズアップ現代でやっていたが、
爆発後にたまたま運の悪いタイミングで
雨が降ったのがスポット的な汚染の要因ということらしい。
30キロを超えても
かなり強いレベルが出ていて、
現在の退避エリアの適切さに
疑問を抱かせる結果だ。
地表でのモニタリングからも、
こうした地帯があることは推測がつくはずで、
早い時期にこうしたサーベイをして、
避難地域の指定を変更するべきだったと思う。
米国のサイトは、結果の提供の仕方も
スライドをダウンロードできるようになっていてスマートだ。
日本政府の放射線強度のデータについては、
早く CSV でダウンロード可能にして欲しい。
それから、今回全く役に立っていないのが
環境防災Nネット
サイトの作りが悪くて重いため、環境放射線モニタリングは見られないし、
自慢の SPEEDI もどこに予測情報が出ているのかさっぱりわからない。
そもそも、陸に放射性物質が落ちないと
予測ができないシステムって・・・
SPEEDI がちゃんと使えるものなら、
高い強度の汚染地域は予測できたはずで、
避難指示にも活かせたはずなのに・・・
本当に最悪だ。
追記:SPEEDI の推測結果は、
原子力安全委員会のHPからダウンロードできる。
しかし、防災Nネットのサイトにも、
文部科学省のサイトにも見当たらない。
こういう重要かつお金のかかっている情報を
どうして他のサイトにも掲載しないのだ???
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