日々の寝言~Daily Nonsense~

藤井聡太、最年少「名人+七冠」

せんすぶろぐの記事から。

いつもながら、
将棋の記事を楽しく読ませて
いただいている。

名人戦第5局は
挑戦者が勝ち、
予定どおり?
「藤井荘」での
名人奪取となった。

これで「藤井荘」の名前は
全国区になり「陣屋」のように
将棋ファンの聖地に
なるのだろう。

こうなってみると、
第3局の負けは、
負けても良い余裕のある状況で
全盛期の羽生さんのように、
悪そうな手を指してみて
どれくらい悪いのかを
測ろうとしていた
のかもしれないと思う。

AI もそうだが、
間違いからのほうが
多く学べるので、
こうした行動は、
長期的な観点からは
合理的だ。

それにしても、
渡辺名人には
残念だったが、
相手が悪すぎた。

作戦としては成功して、
途中までは少しリード
だったのだが、
将棋というのは
勝ち切るのが本当に
難しいゲームだ。

そして、藤井さんには
藤井さんだけが見えている
風景があり、それによって、
ゲームの質が
変わっていしまっている
という感じがする。

ぎりぎりの線に
どこまで踏み込むのか、
のラインが完全に
他の棋士とは違うようだ。

「助からないと思っても
助かっている」というのは、
故大山康晴大名人が好んだという言葉だが、
将棋の AI によって明らかになったのは、
将棋の終盤にはそういう場面が
たくさんあるということで、
そのとても際どい勝敗の稜線を、
普通の人は避けようとするのだが、
藤井さんだけが恐れることなく
歩いている、という感じがする。

せんすさんのブログでも
次の記事で触れられているが、
感想戦の中で披露される読みの
広さも圧倒的のようだ。

たとえば、以下の動画でも、
名人戦第5局の副立会人
だった高見泰地七段が、
印象深く語っている。

藤井聡太名人誕生の1局、幻の妙手「8二桂」
高見泰地七段が解説「これがめちゃくちゃすごい」
~聞き手・村瀬信也記者(村瀬の部屋)【第81期将棋名人戦第5局】


高見さんの素直な性格が
とてもよく出ていて面白い。

これで世の中の興味は、
全8冠制覇に移るわけだが、
その永瀬王座への挑戦者を決める
王座戦の予選では、
羽生さんと藤井さんが
戦う可能性があるようだ。

1局勝負なら、
振り駒の具合でどうなるか
わからない面もあるだろう。

実現すれば
とても楽しみな一戦だ。
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