日々の寝言~Daily Nonsense~

コンピュータ将棋選手権

今年もゴールデンウィーク中に、
コンピュータ将棋選手権が開催された。

優勝候補は、電王戦で大将を務めた ponanza。

実は ponanza はこの選手権での優勝がまだ無く、
悲願達成なるか、というのがひとつの興味だった。

決勝リーグは予選を勝ち抜いた
8つのソフトによるリーグ戦。

ponanza は5回戦まで 5-0 で
このまま順当に優勝かと思ったが、
その後に落とし穴が・・・

6回戦で YSS に負け、
7回戦でも Aprey に負けてしまう。

Apery と ponanza が5-2で並んで、
より強い相手に勝った Apery の優勝となった。

波乱の結果となった理由のひとつは、
持ち時間が短いため、ということを
渡辺二冠がブログに書いていた。

> COM対COMが強く見えないのは持ち時間が短い対局(25分切れ負け)だから。
> 電王戦ではここまではバタバタしていない。
> 棋士だって25分切れ負けではとても強いとは思えない内容になるし。
> 電王戦でCOM側の唯一負けだったYSSは力が落ちるのかと判断しがちだが、そんなことはなかった。
> 菅井五段に勝った習甦は決勝ラウンドに進めず。どのソフトも力は拮抗していて、
> そしてこの選手権の見た目以上に強いはず。
> 持ち時間が短い選手権、電王トーナメントの内容は参考にならない。
> 持ち時間を数時間単位で付けて初めて実力が判断出来るんだろう。

というわけで、コンピュータであっても、
持ち時間はかなり重要ということらしい。
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