東電破綻処理と日本の電力産業の再生のシナリオ

同じく現代ビジネスから。

現役通産官僚による提言というこの記事は、
現在の賠償スキームが出てくる前のものだが、
いろいろな問題点がかなり詳しくまとめられている。

筆者の提言は、法律にのっとって、
淡々と破たん処理するべきというもの。

その結果、東電の賠償が値切られれば、
その分は政府が責任を持ってすればよい、という。

海江田さんの「JALとの違いは賠償する必要があること」
というコメントへの反論にもなっている。

かなり正論に見えるのだが・・・

ただし、事故の収束やさらにその後始末
についてどうするのかは
やはり見えないところはある。

海江田さんの本音も、
東電を破綻させたら、事故処理を政府が
引き受けなくてはいけないが、それは嫌、
ということなのかもしれない。