ショパンコンクールの結果発表があって、
反田恭平さんは同点2位だった。
小林愛実さんも同点4位で入賞を果たした。
おめでとうございます!!
反田さんの2位は、
第8回 1970年の内田光子さん以来の
日本人最高位。
発表されたのは、現地時間の午前 2時
(日本時間の今朝の9時)頃だった。
本選の最後の奏者の演奏が夜の 9時過ぎに終わってから
約 5時間くらいの審査というのは、
かなり長くかかったほうだと思う。
終演後のアナウンスでは、当日中、夜の 11時半くらいには
結果がアナウンスされる、と言っていたので、
ハイレベルの戦いに、審査が難航したのだと思う。
既にあちこちで報道されているように、最終結果は、
優勝 ブルース・リウ(カナダ)
2位 アレクサンデル・ガジェヴ(イタリア/スロベニア)
2位 反田恭平(日本)
3位 マルティン・ガルシア・ガルシア(スペイン)
4位 小林愛実(日本)
4位 ヤクブ・クシュリク(ポーランド)
5位 レオノラ・アルメリーニ(イタリア)
6位 ジェイ・ジェイ・ジュン・リー・ブイ(カナダ)
と、異例の8名の入賞となった。
その他に、
コンチェルト賞:マルティン・ガルシア・ガルシア
マズルカ賞:ヤクブ・クシュリク
ソナタ賞:アレクサンデル・ガジェヴ
がそれぞれ贈られた。
本選の協奏曲についていえば、
反田さんの演奏も本当に素晴らしかったのだが、
最後に演奏したブルース・リウさんの演奏が、
一楽章の始まりこそ硬かったが、曲が進むにつれて、
それこそ、一ノ瀬海を思わせるような
自由で独創的な弾き方や表現が次々と現れて
素晴らしかった。
特に、第3楽章は、聴いていて、
自然に体が動き出すような感じがした。
演奏後の拍手やスタンディング・オベイション(ほとんど総立ち!)も、
最後の最後の演奏者だったということを考慮しても
一番多かったように思う。
* * *
反田さんについては、すごい人がいるらしい、という噂は
昔から聞いていたが、演奏を聴いたのは「ピアノの森」
(一ノ瀬海のアルバムも買った)のときで
「にわか」だが、知れば知るほど、演奏だけでなく、
前向きの生き方が素晴らしいなぁと思う。
上のインタビューでも一端が披露されているが、
自分の好きな音楽を極めて、さらに広めるために、
戦略的にやるべきことを自分で考えて、
実際に実行している。
ショパン・コンクールのファイナルで演奏する
という目標に向けて、6年間いろいろと準備して、
とてもつらくて、至福の 40分間を味わい、
やりきったことが報われたという幸せな思いでいる、
というのはまさにそうだが、
その他にも、たとえば、今年5月のこちらの記事。
にも驚かされた。
自分の音楽アカデミーを作りたいということで、
既に、自分のオーケストラと会社がある?らしい。
本当におつかれさまでした。
リスト、ラフマニノフ、ショパンときて、
次は、ぜひドイツものを制覇していただきたい。
でも、その前にフランスか?
改めて、素晴らしい音楽をありがとうございました。
今後の多方面での活躍を楽しみにしています。
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