昨年に続いて、ランキング1位のフェデラーと
2位のナダルの頂上対決となった。
ナダルが勝てば、ボルグ以来の全仏3連覇。
一方、フェデラーが勝てば、
38年ぶりの4大大会年間完全制覇。
これ以上はない、という設定の試合は、
期待どおりの手に汗握る接戦を、
ナダルが3-1で制して、見事に3連覇を決めた。
それにしても、フェデラーは惜しかった。
第1セットは、先に優位に立ちながら、
10回ものブレークポイントを逃し続け、
逆に、ナダルが最初のブレークポイントをものにする、
という展開。
最初の一回目で決まっていれば、
その後の流れは全然違っていただろう。
フェデラーは、いつものフェデラーではなく、
精神的な不安定さがみられた。
鮮やかにゲームを取って流れを引き寄せるかと思えば、
すぐにまた、凡ミスを続けて流れを壊してしまう。
一方のナダルは、追い詰められるほど
力が出るタイプのようで、
どんなに追い詰められても
全く崩れる気配が無いのがすごい。
結局、フェデラーが相手を追い詰めながらも、
あと一歩が届かない、という感じで、
ナダルが押し切った。
ナダルさえいなければ、
4大大会連続制覇は間違いないのだから、
世の中というのはうまくできている、というか、
なんというか・・・
今回、フェデラーは明らかに本調子ではなかった。
ミスが多かったと思う。
もちろん、それだけナダルが、
強いボールでプレッシャーをかけていた、
ということでもあるのだろうが、
連戦の疲れの影響もあっただろう。
考えてみると、テニスのトーナメントは
ものすごく過酷なものだ。
決勝に勝ち残る頃には疲れてしまっても
無理はない。
せっかくの頂上対決なのだから、
両者最高の状態で見たいものだが、
そういうわけにはゆかないのは、
なんとも残念だ。
しかし、あの片手バックハンドは、
いったいどうやって打っているんだ?
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