既得権の罠

池田信夫さんも何度も書いているように、
今の日本の問題の多くは、多くの既得権が、
維持できなくなっていることだ。

多くの年金をもらえる権利
定年まで解雇されない権利
近くに便利な郵便局がある権利
生まれた場所で死ぬまで暮らす権利
・・・

多くは右肩上がりの成長期に、
団塊の世代を中心に確立された権利だが、
今の経済状況、社会状況では
維持できなくなっている。

しかし、既得権を握っている世代が
マジョリティなので、
誰もそこに手をつけようとはしない。

政治家も選挙で不利になることはしない。

制度の歪は、既得権を持たない人たちの
ところに行くことになる。

そうした人たちはマイノリティなので、
声があまり反映されない。

民主主義というか、
多数決主義の限界。

こういう状況を変えるための
革命とか戦争以外の手段はあるのだろうか？

マイノリティが徐々に
マジョリティになるのを待つしかない？？？