日々の寝言~Daily Nonsense~

森内名人が永世名人に王手

将棋ネタが続く。

将棋名人戦は第5局が、5月30日から
静岡県で行われ、後手番の森内名人が勝った。
これで、対戦成績は森内名人の3勝2敗となり、
永世名人に王手がかかった。

先手番の郷田さんが得意とする相懸かりではじまったが、
郷田さんの作戦に失敗があったようで、
森内名人が少し優位に立った。
その後、中盤で、郷田さんの少し緩い手を
すかさずとがめてリードを拡大。
終盤は、大駒を切りまくる華麗な寄せを見せる。

最後、郷田さんもよく粘って、難解な形になり、
もしやと思わせたが、名人が慎重に指し回して寄せきった。

なかなか面白い将棋だったが、
ぜいたくを言えば、郷田さんには、
途中、もうちょっとしっかりついていって欲しかった。

これで名人の3連勝。流れは完全に名人だ。
結果論だが、こうなってみると、第3局の振り飛車が
やはりまずかったというか、
名人の逆鱗に触れた、という感じだ。

いかに、亡き父の好きだった振り飛車とはいえ、
名人戦で普段ほとんどやらない戦法を試すとは、
名人が、なめてるのか?と思ったとしても不思議はない。

それまでなんとなく力の入らない感じだった
森内名人にとっては、カンフル剤になってしまった。

次局は、鉄板と言われるほど高い勝率を誇る
森内名人の先手番なので、
永世名人位獲得の確率は大きく高まった。

あとは、永世名人位を目の前にして、
平常心で戦えるかどうか、だろう。
郷田さんも、なんとか諦めずにがんばって欲しい。

注目の第6局は、6月14日から八戸で。
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