日々の寝言~Daily Nonsense~

羽生永世王将おめでとう!

将棋の王将戦は、第七局が佐渡で行われて、
羽生王将が4-3で佐藤棋聖の挑戦を退けた。

これで、羽生王将は、王将位通算10期獲得となり、
永世王将を名乗る資格を得た。

将棋のほうは、振り駒で羽生王将の先手となり、
後手の佐藤棋聖が、角変わり向かい飛車の
積極的な序盤戦術を見せた。

しかし、羽生王将は相手の手に乗る形で陣形を整えながら、
攻めてくるのをじっくりと待つ。

結局、佐藤棋聖から仕掛けたが、それをうまくいなして、
すぐに桂得の優位を確立、後は、横綱相撲で着実に差を拡大してゆき、
終盤は、ほぼ最短の寄せで、
相手の王将をまことに鮮やかに即詰みに討ち取った。

羽生王将に、控え室の予想を超える冴えた手が目立ち、
快勝といってよい一局だった。
逆に、佐藤棋聖にとっては、中盤の入り口付近で、
いきなり劣勢になってしまった、残念な一局だった。

佐藤棋聖は、竜王戦に続いて、フルセットまで戦いながら
(千日手局が2局あるので、なんと9局も戦ったことになる)、
またまたタイトルに届かず・・・

このところ、後手番で勝っていないのは、
やはり、作戦に少し無理があるのかもしれない。
それと、ここぞという一局で、
ちょっと気負い過ぎるのかも。
王手をかけている棋王戦はなんとかがんばって欲しい。

これで羽生さんは、永世五冠となった。
残すは、永世竜王と永世名人で、どちらもあと一期。
秋に渡辺竜王を破って永世竜王、
そして、来年春に、郷田さんか森内さんを破って永世名人、
となれば、これはもう空前絶後の快挙、偉業だ。

本人がどう思っているのかはわからないが、
ファンは欲張りで、ぜひ、ぜひ達成して欲しい^^;

他の棋士たちもずいぶん追いついてきたとはいえ、
将棋界は、まだしばらくは、羽生さんを中心に回るようだ。
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