日々の寝言~Daily Nonsense~

今もまだ続いている危機

4月もそろそろ終わり。

福島第一原子力発電所は小康状態に見えるが、
まだまだ危険な状態が続いていることに変わりはない。

NHKの双方向解説では、水野さんが
1)水素爆発
2)余震
を大きなリスクとして挙げていた。

1号機格納容器への窒素注入は続いているが、
逆に言えば、相変わらず格納容器内での
水素爆発の可能性はあるということだ。

格納容器が本格的に損傷すれば、
放射性物質の放出量は
建屋での爆発時より大きくなると思う。

4号機の燃料貯蔵プールには、
1,000本以上の燃料棒があるが、
プール周辺の建物躯体が
地震と爆発によってかなり痛んでいるらしい。

万一これが崩壊すれば、
燃料棒が冷却不能になり、
大規模な火災や爆発になりかねない。

そうなれば遮るものは何もないので、
大量の放射性物質が放出される。

特に、後者はまだまだ怖い。

今後梅雨になればいろいろな作業が
さらに難しくなるし、
放射性物質の雨水を通じた浸透や拡散が懸念される。

さらに、台風というリスクもある。

現場の疲弊と人手不足も
今後さらに顕在化してくるだろう。

客観的に見れば、
状況は限りなく厳しい・・・

まだまだ安心せずに、
非常事態に備えておくほうが良いと思う。

とはいえ、このブログもそろそろ
平時モードに少しづつ戻してゆきたい。
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