日々の寝言~Daily Nonsense~

日本の誇り

プロフェッショナル仕事の流儀で、
イチローの補遺をやっていた。

正月にやったものの繰り返しも多くて、
番組の作りとしては中途半端な感じもあったが、
面白い部分が多くて、捨てられなかったのだろう。

それにしても、イチローは本当に非凡だ。
そして、その非凡さは、運動能力以外のところにもある、
ということがよくわかった。

栄養剤の専用の入れ物を特注して、
「これが僕にとってはアートなんです」
と、心から楽しそうに言っていた。

同じことは、羽生さんにも言えると思う。
羽生さんの将棋の能力(盤面の流れの記憶や、
先を読む力)が非凡なのは当然だが、
それ以外の部分、一般的な情報処理能力のような
部分においても非凡であることが、
将棋界の中で羽生さんが現在の特異な地位にいる理由
なのかもしれない、と思った。

イチローや、羽生さんと同じような印象を
与えてくれる日本人を他に考えてみた。

世界レベルでトップにありながら、
こわばった、怖い感じ、脅迫的な感じが全くなくて、
ごくごく自然に、そこで、
ありのままに生きているように見える人たち。

女子柔道の谷さん?
女子マラソンの野口みずきさん?
ヴァイオリニストの五島みどりさん?
日本画家の千住博さん?
歌舞伎の坂東玉三郎さん?
作家の村上春樹さん?

スポーツ、芸能関係が見えやすいだけで、
他の分野にもたくさんいるのだと思うが・・・

たとえば、緒方貞子さんとか??

見ているだけで、伸びやかな、
清々しい気分になれるような人たち。

やはり、伝統があって日本が得意としている
分野に多いのかもしれない。
裾野がある、ということは
余裕を持ってトップに君臨するために
やはり重要なことなのだろう。
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