9/30 の Tesla AI Day で、
兼ねてより開発が発表されていた
新しいヒューマノイドロボットの
実機のお披露目があった。
ロボットの登場シーンは 16:43 あたりから。
ステージに現れたロボットは、
ぎこちなく歩き、
観客に手を振って、
少しだけ踊って、
戻っていった。
その後は、エンジニアが
入れ替わり立ち代わり、
ムービー等を使って、
個別の技術を紹介している。
Optimus という名前がつけられた
完全自律型の2足歩行ロボットは、
身長 170センチメートル程度で、
重さは73キログラム。
消費電力は、座っているときに 100W、
歩いているときに 500W。
全身の自由度は 200以上で、
片手だけでも 11 あり、
6つのアクチュエータで駆動される
5本指のハンドを備えている。
全身のアクチュエータ数は
6種類 28個。
胸のあたりに積まれている
バッテリー容量は 2.3kWh で、
1日動けるという。
同じく胸のあたりにある脳に
使われているのは
テスラ独自開発の SOC。
そこで動くニューラルネット
ベースの AI や
バッテリー周辺には、
テスラの車の技術が
流用されているが、
駆動用のモーター類は
新たに開発しているようだ。
開発の目的は、人口減少に対応して
社会の人手不足を補うためで、
車より安く、2万ドル以下で
発売したい、という話もあった。
ホンダの ASIMO や、
ボストンダイナミクスの ATLAS
などを見てきた目で見ると、
すごく新しい感じはしない。
実際、会場の反応も、
かなり冷静な感じだった。
イーロン・マスクの
テスラがやる、となると、
何かこれまでとはレベルの違うものが
出てくるのだろうか、
という期待はあるのだが、
さてどうなるのだろう?
他にも、自動運転関連の発表があって、
シミュレーションと、そのための
計算機システム Dojo も紹介されている。
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