"The Winning" を視た後で、
あれこれ検索していたら、
KBS World の記事が見つかった。
コンサートの元になっている
IU のアルバム
"The Winning"
の解説だが、その中で、
Love Wins All について
> IUはこの楽曲について、
> 「誰かは今を嫌悪の時代だという」とし、
>「愛することを妨げる世の中で、
> 諦めずに愛そうと努力する人々の話を込めた」
> と紹介していた。
と書かれていた。
確かに、最近のいろいろな
事件を見ていても、SNS 上は
憎悪や嫌悪の言葉で満ちているように
感じられる。
愛の言葉ももちろんあるが、
相対的には少なそうだ。
どうしてそうなるのだろうか?
どうして、Love wins All の実現は
難しいのだろうか?
考えられる一つの理由としては、
愛は、全身的、包容的なものなので、
言葉だけで伝えることは難しいが、
嫌悪は、言葉だけでも伝わりやすい、
ということがあるのかもしれない。
「愛してる」と言っても
嘘に聴こえる部分があるが、
「嫌い!」「死ね!」と言われると
身に沁みる感じがする。
このために、SNS 上では、
愛の言葉よりも、嫌悪、憎悪の
言葉のほうが増殖しやすい
ということがあるのではないか?
誰か SNS の研究者が
研究していそうだが・・・
と思って少し検索したら、
PRESIDENT ONLINE の 2018年の記事があった。
ウソの拡散スピードは事実より20倍速い
この記事の中に、
> 拡散しやすいウソに対する感情は、
> 「驚き」と「嫌悪」が多い。
という記述もある。
「嫌悪」を伝える言葉のほうが、
「愛」を伝える言葉より伝わりやすい、
ということは、人間は、
「嫌悪」を伝える言葉のほうが好き
ということなのだろうか・・・
「他人の不幸は蜜の味」
という嫌な言葉も連想される。
もっと探せば、類似の研究は
いろいろ出てきそうだ。
AI が言葉の感情を判断できる
時代になっているので、
「嫌悪」や「憎悪」の投稿に対して
やんわりと警告を出したり、
思いとどまるように説得する
というようなことも
できるのかもしれない。
それで「嫌悪」が
無くなるわけではないが、
増殖速度が少しでも抑制できるなら、
薬のような効果は
あるのかもしれない、と思った。
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