"立派"の定義

某電力会社の管内経済産業省が主催した
原発賛成への理解を得る為にネット配信した"説明番組"で
関連会社の社員に一般市民を装わせ
原発再開に賛成する意見をメールを番組に送信する様に指示する
所謂、"やらせ""さくら"行為をしてたコトが発覚した。

一方では、某自治体の職員が水道工事に絡んで
設定価格を一部の水道設備会社に漏らしてたコトも発覚した。

これらの行為を行ったヒトたちって所謂
"エリート"っちゅう風に唱われて
社会の王道を堂々と歩んで来たヒトたちやと思う。

ええ人生送る為に、必死で勉強して競争に打ち勝ち
ええガッコに入って…　ええ会社に入って
最初の"志"っちゅうのは、もっと真っ直ぐなモンやったであろう。

それがドコでどないボタンを掛け違えたか
"出世"だけに貪欲になり、ヒトに上手く取り入ったり
立ち回るコトを覚えて、挙句の果てにはヒトを欺き傷つけてまで
行った先が"お山の大将"やったり…

それに対して、どっかのオッサンは
雨風とケンカしたり、太陽と睨み合い乍ら日々ガチンコの毎日。
それでも7年間駐在してる会社には座席表にも名前ナシ
一時期は、倉庫の奥に追いやられてたし
新入社員にも紹介すらされん扱いである。
それでも、腐らんとやってるつもりである。

まぁ、扱われ方はワシはもう…

「まぁ、ええかなぁ…」

っちゅう風には思ってるし、とにかく与えてくれる仕事に対して
日々ポテンシャルを高める様にして行くだけである。

ヒトを欺いてまで得るモンにどれだけの幸せがあるのか…？
それで得た肩書きにどれだけの"立派さ"っちゅうのがあるんか…？

そんなコトを考えた、四十一歳最後の日でした。