先日、ひとりのレーシングライダーが
逮捕されたのを、新聞の記事で知った。
容疑は産み出したメーカーですら
一台しか所有して無いっちゅう
稀少なかつてのレーシングマシンを
雑誌の撮影に使う目的で借りたモノの
そのまま返さずに、連絡が着かん状態にして
所謂、"借りパク"状態にしたっちゅうコト。
「いずれ返すつもりやった。」
っちゅうコトやったそうやケドも
連絡が着かん状態にしたっちゅうのが事実であれば
意図的にやったと捉えられて当然であろう。
かつては、彼自身がそのメーカーの契約ライダーとして
80年代後半から90年代中期までの長きに渡り活躍してた
アグレッシヴな走りで、二輪のレースブーム全盛期を
大いに盛り上げ、その走りにアツくなったファンも多かった。
ワシも好きなレーサーの一人やった。
しばらくして、名前を聞かん様になってたんやケドも
最近、雑誌やネットでちょこちょこと名前を見る様になり
今年からは本格的にシリーズ戦に復帰する予定やったそうな。
しかし乍ら、今回の一件で契約が決まってたチームから
当然の如く、契約を解除された。そのチームのマシンが
被害を受けたメーカーの単車やさかいに
どない弁護しても、乗せるワケには行かんやろう。
とある雑誌を見て、彼がそのチームと契約に至った
過程っちゅうのが、書き綴られてた。
周囲のヒトたちの、ホンマにもういっぺん
あの時の走りを見たいっちゅうキモチが籠められてた様で
年齢的にも、"着陸点"っちゅう場所を与えたい
っちゅう想いもあってのコトやったそうである。
仮に、本人は詐取するつもりや無く
ムカシ知った仲っちゅうコトでの
軽はずみな行動やったとしても
周りのヒトの想いはどうなるかっちゅうのを
考えてみて欲しかった。
こんなオチが"着陸点"やったとしたら…
コレほど馬鹿らしいハナシは無い。
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