Born Free

バレカラン・ヒル


 日本から遠く離れた小島にある丘。
そこにこの小島を目指したが志し半ばで
不慮の死を遂げた若者の"遺髪"が埋葬された。
もう、何十年もムカシのハナシである。

それから、何十年後…

この小島で、日の丸を背負った男が
また一人、散ってしまった。

世界的に有名で伝統のある、単車のレース。

"マン島TTレース"

このレースに、数年前から毎年参戦してる
唯一の日本人レーサーである。
"前田 淳"選手が亡くなった。

レースの予選中にアイルランド人の選手に追突され
骨盤骨折の負傷を負い手術し、一時は快方に向かったものの
容態が急変し帰らぬ人になったそうである。

前田選手は38歳。
ワシとほぼ同世代っちゅうコトで
いっちゃん活躍してた頃っちゅうのは
ワシもよう鈴鹿にレース観戦に通ってた時やったさかいに
結構、走りを生で観たコトがある。

"鈴鹿8時間耐久オートバイレース"にも
なんべんも出てた選手である。

こんなハナシを挙げるべきではないケドも
89年の8耐で、スタート直後にクラッシュに巻き込まれ
ヘリで病院に運ばれたコトを思い出してしもた。

"8耐への登竜門"である"鈴鹿4時間耐久オートバイレース"で
2位に入賞したりしたコトも思い出した。

何年か前にも、ワシがレ-ス観戦通いをしてた頃に
活躍してた選手が亡くなった。
やっぱり、そういう選手がそういうコトでリタイアするのは
寂しいっちゅうか… 哀しいコトである。

こないだのハナシやないケドも
"限界"っちゅうモンに挑戦するんは素晴らしいコトである。
彼はその"挑戦"をし続けたヒトである。

もっともっと挑戦し続けて欲しかっただけに…

"無念"

そのヒトコトである。

                  合掌。


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