Born Free

どないしょうもないコト…。


今し方、団地に救急車が横着けされた。
隣の階段のどこかの部屋のヒトやったみたいである。

救急隊員が来た時に、迎え入れた女性が居てたんやケドも
かなり気が動転してて、しばらくして…

「どうしたらええの…?」

っちゅう、失意の声と共に
男性の嗚咽が聞こえて来た。

それから、僅かな時間で救急隊員が
運んで来たストレッチャーの上に
携えて来たモンと思われる、救命用具一式(?)の入った
手提げ荷物を載せてしもてた。

それから更に…

「おかあちゃんが…」

っちゅうコトバを話す、先述の女性の声が聞こえて来た。
電話で誰かに告げてたのであろう…。

同じ経験を、親父、ばぁちゃん…
二回経たワシにとっては
見るに耐えん光景やった…。

意に反して訪れて来た"見送り"。

「本人にとっては…」
「長患いするよりは…」

傍から視たら、そない思うやろうし
時間が経ったら、そう思えるコトでもある。
そうやって、我がで慰めれるコトかも知れん。

せやケドも、どんなパターンでも…"哀しみ"には変わり無い。

ひとつの命が尽きるコト。

誰にでも必ず、訪れて来るコトやし…。
それを"見送る"コトも、訪れて来るコトである。

それが意に反して訪れて来るっちゅうのは
ホンマにたまらんし、ツラい。
また、我がのチカラでは、どないしょうも無いコトである。

どないしょうもないコトやケドも
せやさかいに感じる、"無力感"っちゅうのは量り知れんし
簡単に量れるモンやない…いや、量ったらアカンと思う。

ハナシをしたコトも無い
付き合いの無いヒトに起こった出来事なんやケドも…

哀しいなぁ…。



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