今朝のドラマで、鉄工所の次男坊の
"苦悩"を描いてるシーンがあった。
ストーリーやと、高校卒業後すぐに
親父さんの鉄工所に就職したしたケドも…
「本当は兄ちゃんが継いで欲しいんやないか…。」
っちゅう風に思い出し、家を出てしまう。
それからは、妹が始めたお好み焼き屋を手伝い乍らも
いつかはもういっぺん、イチから鉄工所に仕事を覚えようと
彼なりに考え出してたっちゅうコトである。
そこで、親父さんがギックリ腰で仕事が出来ん様になり
助けるべく実家に帰るんやケドも、周囲は冷ややか…
っちゅうストーリーやった。
そこで、親父さんの幼なじみである、取引先の社長が…
「鉄工所を継ぐっちゅうコトは、従業員の家族をも守るっちゅうコト。」
「その覚悟を親父は確かめてる。」
っちゅうコトバを投げかけるシーンやった。
"社長の息子=次期社長"
この図式やケドも、上っ面で見たら将来安泰かも知れんケドも
"息子"っちゅう立場から見たら、逃げ道にも成り得るケドも
それ以上のプレッシャーがあったりするんやなかろうか…。
ぢつは、ワシ自身も親父が自営業者で仕事を手伝ってたコトがあった。
しかし乍ら、仕事中にケガをしてしもて
ワシ自身もコワくなってしもたんを見透かされたんか
親父はそれからワシを現場に連れて行くコトを避けた。
「アレはあんたに対する申し訳無さや
息子をケガさせてしもたコトに対するコワさからやで…。」
何年後かにおかんにそない云われたコトがあったケドも
今思たら、親父にはそういう不器用な面があった。
恐らく、"社長"としては"失格"っちゅうべき
悪い意味での"優しさ"なんやろうが
そのハナシを聞かされて、逆にワシの方が申し訳無いキモチになった。
その後、親父が急死した時
親父の仕事に携わったヒトらとこれからのコトを話し合うた末に
急遽、跡を継ぐコトになったんやケドも
そんな中途半端な人間が"カンバン"を長いコト背たらえるハズは無かった。
「親父と比べられたく無い!」
「ワシはワシや!」
「絶対になめられたく無い!」
イチから仕事を教わって無い人間が見よう見まねの手勉強で
親父が何十年もかかって築き上げたモンを越えられるワケが無いのに
キモチばっかり空回りして、いろんなヒトと衝突した。
その末に、ちょこっと業績が上向きかけた時に
現場でトラブルを起こし、取引を一時的に止められた時に
逆ギレする様なカッコで、商売を投げ出した。
上に挙げた、キモチの空回りの通り
自分のコトばっかり考えてた挙句のコトやった。
それからは何をやっても、荒みまくりの状態が続いた。
ホンマにいろんなヒトに迷惑を掛けた。
大分前に、ムカシの同僚に掛けられたコトバ…
「覚悟決めんと…。」
今考えたら、ええ様に云うたら慎重派なんやろうが
正直なハナシ、タダの覚悟の決めれん根性無しである。
今でもそうかも知れんケドも
それが我がの中に欠けてるコトっちゅうのを認められるだけでも
ちょこっとだけでも前に進めれてるんかなぁと思う。
"覚悟に勝る決意無し!"
コレは今は亡き、元南海ホークス打撃コーチである
高畠導宏氏が生前遺したコトバ。
今は欠けてるかも知れんケドも、コイツをクチにしても
違和感の無い人間になりたいなぁと思う。
ちょこっとハナシがズレたかなぁ…。
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