"記憶は色褪せない"

今日の晩ごはんの献立に
ホンマ、何年振りでなるであろう…
"オムレツ"っちゅうモンを作ってくれた。

ウチは元々、五人家族やったんやけども
姉貴が家を出て、親父、ばぁちゃんが亡くなり
今はおかんとワシの二人である。

っちゅうコトや、それなりにトシも取ったさかいに
ハデ目なメニューをする機会も少なくなった。

"オムレツ"や"ハンバーグ"とかは
ガキの頃はよう作って貰た。
それなりにトシも喰うと家ではあんまり食する機会が無い。

っちゅうても…

"ハンバーグ"はファミレスとかで食べる機会があっても
"オムレツ"っちゅうのは、外でまで食べよう
っちゅう気があんまり起きんさかいに、ホンマに久々に食べる。

おかん曰く…

「今日のオムレツはちょこっとちゃうカンジに…」

っちゅうコトである。

ウチのオムレツはごく一般的なひき肉を用いたタイプ。
さてさて、どこがどうちゃうのか…

「作ってる最中に、ムカシ食べたオムレツを思い出した。」

っちゅうコトで、思い付いた逸品。
スプーンですくってみたら、ひき肉やなしに
味付けして炒め煮した肉を卵で包んでた。

甘くて美味しい。

"なつかしいカンジの味"

っちゅうのが頷ける。

おかんが若い頃に食べたっちゅうコトやさかいに
40年以上も前の記憶を辿って再現しようとした味。
その表現っちゅうのが、いっちゃん適切かなぁ。

ちょこっとハナシはズレるケドも…

以前、とあるミュージシャンの
ライヴでのMCで、クチにしたコトバ。

「楽曲は死なない。」

例え、歌ってる歌手やバンドが
亡くなったり解散したりしても
ホンマにええ楽曲は消えるコトが無いし
色褪せるコト無く、人々の記憶に残ってるモンである。

"記憶は色褪せない"

料理も音楽も、スポーツや映画のワンシーンも
ココロに残るモンはなんでもそうなんやろうねぇ。

美味しく戴きました（^_^）。