朝、経理のヒトがワシらの仕事を記録した
ファイルを覗いてた。一件、領収書が見着からん
っちゅうコトやった。タマにあるコト。
せやケドも、ワシらがやった仕事の中には
その領収書のモンは無かった。
せやケドも、日にちは覚えて無かったケドも
荷主と行き先に覚えがあった。
「それはドライバーに持たせるわ。」
っちゅうやり取りをした憶えがあった。
その仕事の訪問先に行くコトがあったさかいに
一応、そこのカウンターに残って無いかの確認もした。
残念乍ら無かったワケで…
走り乍ら…
「せや！ あそこにあるハズや！」
戻ってから、そこを捜したくてしょうがなかった。
日にちを聞いてたさかいに
その日付が記された日附印の押された書類を捜す。
「やっぱ、あった！」
本来、経理に廻すべき領収書を
保管する輸入許可証の山の中に一緒に入れてしもてた。
過去に領収書の紛失のあった殆どが
ココを捜して解決してる。
「ありましたよ！」
「えっ？」
ビックリされたケドも、有り難がってくれた。
「経験がモノを云いましたよん！」
ドヤ顔だけは余計やったかなぁ…？（苦笑）
