Born Free

最悪…(泪)


 朝から、カラダが熱い。
腰は痛いし、首と肩も痛い。

「こりゃ、絶対に熱があるハズや。」

せやけども、気が"."のマーク以上にこんまいこのワタクシ。
体温計を使って熱を計るっちゅうコトをしたら
病の前に簡単にねじ伏せられるんで
そんなコトはしません。

汗を流せるだけ流そうと、服と布団を着込んで寝るモノの
前日の野球の練習で大量の発汗をした後の
水分補給が不足してたみたいで、脱水症状を起こしてたみたいで
汗がこれっぽっちも出ん。びっくりするくらい出ん。
っちゅうコトでカラダが熱くなる一方。

夕方には気分が悪くなり、嘔吐した。

「なんとかして、汗を流さんとならんなぁ。」

っちゅうコトで断腸の思いで、"フロ"に入るコトにした。

脱衣するスペースにはストーブを置いて
フロに浸かる時はフタを閉めながら入浴っちゅう徹底のしよう。
そこへ、おかんがエライ剣幕で扉を開けた。

「あんた! 何考えてんの?」

そうやった。ばぁちゃんは風呂場で亡くなった。
それを最初に発見したんはおかんやった。

「ごめんなぁ。ホンマにごめんなぁ。」

泪を見せられるんが、ものごっつうキライなおかんやさかいに
泪は流さんかったケドも、それに匹敵する位に
なんとも言えん気分やった。
いつもやったら、口答えするんやけどもそんな気は一切起きんかった。

みんなや世の中のヒトにとっては
ワシっちゅうのはちっぽけな存在にしか過ぎんし
何のチカラも影響も感じん存在かもしれんケドも
このヒトにとっては必要と思て貰えてるんやと思たら
有り難いし、ホンマに泪を流す以上のモンがあった。

ばぁちゃん! 会いたいケドも
まだまだ、そっちには行けんからなぁ。ごめんやで!

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