通訳案内士の気ままな生活

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Holland と Netherlands

2010-07-14 22:17:59 | ガイド日記
日本の歴史の話をしていると
意外に多く出てくるのがオランダという国。
江戸時代の鎖国時期には重要な役割を果たした国ですので
結構頻繁に登場します。

さて、以前から疑問なのですが
僕はNetherlandsとDutchという表現を良く使います。
ですが、オランダ人のお客さんと話すと
Hollandという表現をよく使います。
何度かお客さんに違いを聞いてみたことはあるのですが
今日もちょっと聞いてみました。
なんとなく分かったのですが、結構難しいですね。

これは歴史に詳しくないとなかなか理解できない。
世界史が苦手だった僕には厳しいですが
民間外交間となった今では、もっと勉強せねば。

お客さん達からのヒアリングをまとめてみると
Netherlandsとは低い土地って意味で広範囲
Hollandはもっと小さい地域を指しているが国全体のことも指す
Dutchとは元々ドイツいう意味だよ
という感じです。

わかったような、余計わからなくなったような・・・

色々調べてみると

元々ドイツ人とオランダ人は同じゲルマン系民族で
Dutchとはゲルマン民族全体を指していた。
やがて低地に住む人たちをDutch、高地に住む人たちをGermanと
呼ぶようになった。
ドイツ語でドイツ語はDeutsch
Germanをカタカナ読みするとゲルマン
この辺りの関係の深さが読み取れる。

辞書を引くと
The Netherlandsが正式(the Kingdom of the Netherlands)
Hollandが俗称
となっています。

またオランダ人は
Netherlander
とも表記できるそうです。

これはネーデルランド人とも訳されるが
オランダはネーデルラントの北部7州が独立してできた国なので
ネーデルラントはもっと広範囲の国で
現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3カ国を含んでいた
という感じらしいです。

ふむふむ。

最近なんとなくオランダのお客さんが多い気がするので
また色々聞いてみます。

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