軍兵六農園☆ぐんべいろくのうえん

いのちかおるひとときを ともに。

春と修羅の見解

2016-08-23 | 日々の暮らし
最近とても興味がある人がいます。

宮沢賢治です。

以前、賢治の「春と修羅」の序を読んだ時

かなり理解不能でした。
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わたくしといふ現象は
假定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといっしょに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち、その電燈は失はれ)

これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鑛質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
 みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつゞけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのとほりの心象スケッチです
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最近、素粒子の動画を観ていると、この詩の持つ科学的な視点を学べたような気がしています。
https://www.youtube.com/watch?v=0yks1BTPJBM


なんとなくではありますが
賢治は、こんな世界を感じていたのではないのかな
と思いました。(寛)