プロレスリングGYAKUTEN

ファイプロワールド架空プロレス団体GYAKUTENについて書きたいと思います

突然の来訪者 後編

2021-06-19 18:30:00 | 日記


試合は弟ジョン•ロックホームズが序盤から
サブミッションで試合を進めるが

やはり兄ジョン•クロフトのスープレックスには歯が立たず
最後はジョン•ロックホームズが得意技としているダブルアームスープレックスホールドで兄ジョン•クロフトの貫禄勝ちとなった


リング上で大の字になるジョン•ロックホームズに兄クロフトは息を切らしながら話しかける


「ハァハァハァ

 ロック
 素晴らしいサブミッション技術だったよ

 ただ君はなぜ私を一撃で沈めたスパニッシュフライ【ライヘンバッハの滝】を使わない?


「…


「ロック 

 いや ジョン•ローワン
 君は恐れているのだろ?

 再びこの技で記憶を失う事を」

ワトソン

「どうゆう事ですか?」


「ワトソン君はイギリスでの弟の話しを聞いていないのか?

ローワンが話していないなら私は話さないよ
詳しい話しはローワンから直接聞くといい

だがローワンよ
過去を乗り越えない限りチャンピオンのRYU-1には勝てない
今こそ過去を乗り越えるべきでは無いのか?」


「クロフト兄さん…」


「私は伝えるべき事は伝えた

 それでは失礼するよ 

 6月27日君の闘いを楽しみにしているよ ジョン•ロックホームズ

そう言い残すとジョン•クロフトは道場を後にした


ジョン•ロックホームズはゆっくりと立ち上がり話し始めた

「ふぅ 本当に嫌な兄さんだよ…

ワトソン 今度のタイトルマッチが終わったら少し私の話をしようと思うんだがどうだろうか?


「えぇ もちろん聞きたいわ

 ただ徹夜は無しにしてね」

ワトソンはジョン顔を見て何かを決意したように感じ彼の闘いを見届けようと思った
ーーーーーーーーーーーーーーーーー







帰路に着くジョン•クロフトに突如携帯電話に着信が入る

「私だ あぁ君か?

 えぇ まあ確かに私は伝えるべきことは伝えたよ

ただ本当に伝えて良かったのかい?

ふっ 君らしいね

で 要件はなんだい?

その件か? 
問題ない素晴らしいレスラーを発見したよ

君のプランはどうだい?

ほう そうか なるほどな

では Xday は7月か? 

わかった私の方も進めておくよ

ではXday で会おう 

守屋純也







突然の来訪者 前編

2021-06-19 00:30:00 | 日記
6月15日
18時GYAKUTEN道場


ジョン•ロックホームズはリングに座り込み6月27日に行われるRYU-1とのタイトルマッチに向けて瞑想をしていた
(もう100戦以上シュミレーションしてもRYU-1には勝てない
何かが足りない 一体何が足りないんだ)

もうかれこれ2時間も瞑想しているジョンに痺れを切らしたワトソンはジョンに話しかけた


「ジョンもう帰っていいかしら?
私も忙しいんだけど」


「なんだワトソンいたのか?

すまない集中し過ぎていて忘れていたよ

もう少し待っていてもらえるか?

何か閃きそうなんだよワトソン」

ワトソンは呆れた様子でジョンを見ていると革靴と杖の音が道場入り口から聞こえ振り向くと謎の紳士が立っていた


????「ロック レディを困らしてはいけないよ 英国紳士としてはね」

ジョンはその声を聞いてゆっくりと立ち上がり話し始めた



「イギリスで雑務に追われている
 貴方が何で日本にいるんですか?

????

「ロック そんな言い方はないんじゃなか?
仕事以外てイギリスを出る事はないって知っているだろう」

状況が掴めないワトソンはジョンに話しかけた

「ジョンあの人だれ?」


「ワトソン 君は彼を見るのは初めてだったね

彼は裏で【イギリスマット界そのもの】と呼ばれていて【アジャスター】の異名を持つジョン•クロフト

私の兄だよ」

ジョン•クロフト

「やあ ワトソン君 はじめまして
 弟が世話になっているよ
以後お見知りおきを


「お兄さん こちらこそよろしくお願いします
どうして突然ここにきたんですか?」


「実はね」
クロフトが話し出そうとした所
ジョンが割って入る


「どうせ暇つぶしに私に会いに来たんだよ

 昔から私を遊び道具だと思っているんだよ
そういう兄なのさ」
 

「相変わらずだな ロック

 まだ私にサブミッションで一度も勝ったことが無い事を気にしているのか?



(ジョンがサブミッションで勝てないなんて)


「しかもそれほどのサブミッションの技術がありながら
この兄の現在のファイトスタイルはスープレックスしか使わない

私を見下しているんだよ兄は」

兄クロフトに対して苛立ちを見せているジョンをなだめるように話を進める

「ロック 君は悩んでいるんだろう
 私なら君の求める答えを教えてあげれる
 
 ちょうどいいワトソン君もいるし

 さあリングで語り合おう

  我が弟ジョン•ロックホームズ」

突如して兄弟のスパーリングが行われる
一体ジョン•クロフトは弟ジョン•ロックホームズに何を伝えるのか?