私が10歳くらいの時だとすれば、47~8年前の写真です。
小学校の担任の志田先生と一木君との一枚です。
先生が結婚され自宅に遊びに行った時、奥さまが撮ってくれたものだと記憶しています。
ちょっと方言が入っていましたが、生徒を可愛がり、時には厳しく指導する先生でした。
昼の弁当時間の一コマです。
こうちゃんがいる、吉井も、斉藤も、広瀬もいる・・・。 (あぁ~懐かしい)
食べるのが遅い子(こうちゃん)を、ちょっかいを出したりふざけあっているのですが、陰湿なイジメは無かったように記憶しています。
この写真を見れば一目瞭然ですよね。
小学校近くの神社の裏です。
自由時間は社(やしろ)の下に潜り込んだり、昆虫などを探して泥んこになって教室に戻りました。
そんな時も、先生は怒るのではなく、どんな昆虫がいたかとか、社の下で遊ぶと罰(バチ)があたるぞと脅かし、良いこと悪いことを教えてくれたのです。
先生がどんなにやさしくても、先生と対等の仲間意識はありませんでしたね。
先生も教育者としての自負の念があったのでしょう。
また、生徒も先生に対する尊敬の念がありました。
現在では、友達感覚が良いクラス(先生)と思われているようですが・・・。
私にはどちらが良いのか判りません。
遠足でどこかに行った時の写真だと思います。
いじめ問題の記事が絶え間なく出ていますので、昔の写真帳を開いて当時はどうだったのか振り返ってみました。
何枚かの写真から、志田先生と当時のクラスのことを思い出しました。
私は志田先生に一度だけ、凄く怒られたことがあります。
理由は忘れましたが・・・
先生はみんなの前で、私を酷く怒って、顔をひっぱいだのです。
怒った先生の顔には涙がこぼれていました。
つられて、私も泣きました。
50年経ってもその時の先生の顔につたわる涙は忘れません。
これが先生が生徒に対する気持ちだったと、何年かしてわかりました。
あのやさしく怖かった先生には、もうお会いすることが出来ません。
50年という歳月が流れてもハッキリと覚えている出来事でした。
yuki 41
Yukiさんがもし、教師という職業を選択されていれば多くの感動を子どもたちに伝える「せんせい」として、記憶に残る「せんせい」になられていたことでしょう。見習わなければならないところが多々ある私です。
先生とはお友達感覚ではいけないような気もしますね。お友達感覚なら、怒られたら、「お友達に怒られた」という感触ですよね。それではいけないような気も。怒られて、注意されて子供は成長すると思っています。家庭で怒るという事のない今は外で怒られると親が、怒鳴り込んでくると聞きます。どういった躾がなされているのか思ってしまいますね。来年子供が産まれますが、常識のある子供に育てたいですね。ある意味、怖い親、と言う一面も必要ではないでしょうか。