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水泳の練習をしていた。
「お前何してる」
波動師先生が突然窓から飛び出し外へ…
泳ぎを切り上げ僕も窓に行き覗くと波動師先生が取っ組み合いをしている。
その手前で長い髪を後ろで束ねた中肉中背の男がこちらを覗いている、
危険を感じて外へ行こうとするが足が動かない。
「かかってこい」
大声を出したつもりだが声が掠れて出ない…
手でこちらに来いとゼスチャーを挑発的にするが、相手は微動だにせず。
力尽きて窓辺に座ると波動師先生が帰ってきた。
「どうした」
僕は経緯を全て話すと。
「あれは悪霊だ」
それで動けないのか。
波動師先生は僕の隣に腰掛け
「あれより強い悪霊がこの建物を横切るが感じないか?」
「感じません」
「そうか」
「そういえば、また、トルネードは教えてなかったか」
なんだその凄いネーミングと効きそうな技の感じは…
「まだです」
目が覚めた!
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