子猫と愉快な仲間たち
季節は巡り時が過ぎていつの間にかこの
家で育った子供たちも家を離れて旅立つ時
がやって来た。子供たちが去って寂かろう
と近所の人たちがいろいろ面倒を見てくれ
ていた。たまに食事に呼んでくれる。ある日
近所のおばさんが遊びに来た。なにか手に
持っている。なんだろう。おばぁさんが
いぶかしげに見ていると袋の中を色々と
探している、このの中の人は暖かくみんな
して年寄りを助けてくれる事は有難い。特に
年寄りにとって皆が親切に仲間になってくれる
事は嬉しいものだ。ある日近所のおばさんが
訪ねて来た。手になにか持っているようだ。
しかも動いている。なんだろうと思って見て
いると、持って来た紙袋を開けて中のものを
取り出しておばあぁさんの膝の上に差し出した。
あっ、三毛猫だ。 おばぁさんは眼をまるくして
1 喜んだ。この所年寄り夫婦には会話がなかった。 つkず